株式会社Regrit Partners(リグリットパートナーズ)は、外資系コンサルとSIerの出身者を中心に、2017年に設立されたコンサルティングファームです。
業務改革を中心とした “真のデジタルトランスフォーメーション(DX)”の支援を通じて、クライアントの事業競争力を強化していくことを強みとしています。
本記事では、Regrit Partnersの年収や福利厚生、社風などの様々な情報をご紹介。Regrit Partnersへの転職をお考えの方に向けた情報をお届けします。
Regrit Partnersの平均年収
OpenWorkによると、株式会社Regrit Partnersの平均年収は783万円です。
国税庁の令和元年民間給与実態統計調査によれば、国内の平均年収は436万円です。Regrit Partnersの平均年収はその約1.8倍の水準となっています。
年収が高い理由としては、Regrit Partnersの事業領域の幅広さや、年々規模を拡大している急成長ぶりなどが挙げられるでしょう。
Regrit Partnersの役職別の年収、競合ファームとの年収比較
Regrit Partnersの年収を役職別で比較して分析していきます。
年収データについては、Career Treeの独自取材によるものを使用しております。
Regrit Partnersの役職別年収
Regrit Partnersの役職には、アナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクターがあります。
主な役職別の平均年収は以下の通りです。
役職 | 平均年収 | ||||
---|---|---|---|---|---|
アナリスト(新卒中心) | 420万円 | ||||
コンサルタント | 420~620万円 | ||||
シニアコンサルタント | 570~900万円 | ||||
マネージャー | 800~1,250万円 | ||||
シニアマネージャー | 1,300~1,500万円 | ||||
ディレクター | 1,700~2,500万円 |
上記の年収には、それぞれみなし残業代50時間分が含まれています。
表のように、役職が上がるごとに段階的に年収もアップします。マネージャークラスになると、年収が1,000万円を超える人もいるようです。
Regrit Partnersと競合ファームとの年収比較
Regrit Partnersの年収を競合コンサルと比較して見ていきます。今回は、同業大手のアクセンチュア、DTCと比較を行いました。
ここでは各社の有価証券報告書のデータを使用しています。
企業名 | 平均年収(万円) | ||||
---|---|---|---|---|---|
Regrit Partners | 757万円 | ||||
アクセンチュア | 850万円 | ||||
デロイトトーマツ | 830万円 |
Regrit Partnersの平均年収は、同業界のトップクラスには及ばないものの、高い水準であると言えます。
また、まだ創業4年目で、年々向上しています。
■関連記事
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Regrit Partnersの教育研修・キャリアパス制度
以下の各種教育・人事制度については、Career Treeの独自取材によるものを使用しております。
Regrit Partnersの教育研修制度
Regrit Partnersでは、OJTとOff-JTを組み合わせた教育研修を実施しています。
新卒含め社員の約27%がコンサルティングやIT/Techの未経験者ということもあり、手厚い社内トレーニングが特徴となっています。
特に、中途入社の場合は入社前のオンライントレーニングや、職位別研修、少人数/演習型研修など段階に応じて必要な研修が充実。
教育研修は3つのカテゴリに分かれており、それぞれビジネスにおける基礎的な知識から専門的な分野まで広く網羅しています。
Basic | ドキュメンテーション、ファシリテーション、ロジカルシンキング、プロジェクトマネジメント、マインドセット、プレゼンテーション、リサーチ&ヒアリング、Excel演習など | ||||
Business | オペレーション改革入門~中級~上級など | ||||
Tech | ITリテラシー、プログラミング、ソリューション選定、RPA入門、SQL実践編など |
また、Regrit Partnersでは上記に加え、これまで実施してきた基礎研修のe-Learning化やTraining Portalの立ち上げに取り組んでいます。
Regrit Partnersのキャリアパス
Regrit Partnersで目指せるキャリアパスは、大きく分けて下記の3通りです。
1)「コンサルタント」の道を突き詰める →「マネジメント型」と「エキスパート型」の2種類から選択可能
2) コンサルティング事業の「営業」や「採用責任者」を目指す
3)「別事業の責任者」を目指す
このように、Regrit Partnersではそれぞれのキャリアパスで、スタッフから管理職、役員に昇格するルートが用意されています。
Regrit Partnersの福利厚生と休暇制度
Regrit Partnersの福利厚生と休暇制度についてご紹介します。
休日・休暇 | 週休2日制(土・日)、祝日、年末年始、有給休暇、設立記念日、育休・産休制度、時短勤務制度、フレックスタイム制 | ||||
諸手当 | 交通費支給 | ||||
保険・資産形成支援制度 | 社会保険完備(労働者災害補償保険、雇用保険、健康保険、厚生年金保険)、医療保険(会社負担)、ストックオプション制度 | ||||
その他 |
Communicating Fee(ランチ会・懇親会などの費用補助)、イベント開催費補助、RP Clubs(部活動)、ML Camp(チーム合宿費補助)、永年勤続表彰制度、ピアボーナス制度、資格取得補助など |
Regrit Partnersでは、上記のような福利厚生が充実しています。
フレックスタイム制や時短勤務制度など、それぞれのライフステージに合わせて働き方をカスタマイズできる制度が整っています。
また、ランチ補助や部活動制度など、社内でのコミュニケーションを促進するような制度が多く存在します。社員同士での関わりも重視しつつ、仲間と高めあいながら働きたい方に向いている環境と言えるでしょう。
Regrit Partnersは激務?激務度や社風について
Regrit Partnersの社風
Regrit Partnersの社風を考えるうえで、会社の考え方の根幹となるミッション、ビジョン、コアバリュー、ポリシーを見ていきましょう。
■ Mission:CxO Firm―1000人のCxOを輩出する企業となる
■ Vision:Change Your Drama―ヒトの成長と変革のキッカケとなる
■ Core Values:
・Be Strong―個の能力を徹底的に磨け
・Co-creation―共創
・Grit―やり抜く
■ Policy:
・Be the player―全員経営、当事者であれ
・Dedicate one’s growth―自身と仲間の成長にかける時間を惜しむな
・Get involved―影響力を持って周囲を巻き込め
・Act first―先ずは行動、前に進め
・Be practical―評論家不要、実務家であれ
・Play hard―よく遊べ
特に注目したいのが、ミッションである「CxO Firm―1000人のCxOを輩出する企業となる」という部分です。
“CxO”の“x”の部分にはあらゆる単語が入り、例えば“Executive”が入れば“Chief Executive Officer”、つまり“CEO(最高経営責任者)”となります。
このように、Regrit Partnersではあらゆる領域において“最高責任者”と名乗れるような人材を輩出するということをミッションに掲げているのです。
Regrit Partnersの激務度は高い?
結論、Regrit Partnersは激務であると言えます。
コンサルティングファームという性質上、クライアントに合わせなければいけない局面が多いのは事実です。
一方で、事前に申請を行えば、基本的に休みたいときに休暇が取れるという口コミやも見られました。プロジェクトやクライアントの状況によって状況が大きく変化するということがわかります。
Regrit Partnersの創業者 山木代表について
Regrit Partnersの代表者は、創業者であり現 取締役社長でもある山木智史(やまきさとし)氏です。
山木氏は、アビームコンサルティングやEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(当時)といった外資大手コンサルティングファームや国内独立系コンサルティングファームを経て、2017年8月にRegrit Partnersを創業しました。
(HP引用)
ヒトの変革の契機となりたい現在、テクノロジーによる社会、産業、ライフスタイルの変革が世界中で起こっており、2045年にはシンギュラリティーの到来が予測されています。この潮流はもはや抗うことができないものであり、今後、産業のあらゆる分野が再定義され、ビジネスのあり方や私たちのライフスタイルにも大きな変化をもたらすことでしょう。私たちは、クライアントの事業とはどうあるべきかを常に考え、異能との共創により新たな価値を提案し、クライアント企業の変革を推し進める存在であり続けます。 テクノロジーが社会に与えるインパクトは、ますます大きくなっていくことでしょう。私たちはそんな中でも、ヒトの可能性を信じ、未来を創ること、そしてその契機をもたらす存在となることに、挑戦し続けていきたいと思います。
代表取締役社長 山木智史
Regrit Partnersの業績
Regrit Partnersは非上場企業であり、業績等のデータを公開していません。
しかし、一部求人サイトなどには創業以来の売上利益が掲載されているため、今回はそのデータを参考にRegrit Partnersの業績を見ていきます。
データを見てみると、2022年には売上高27.7億円を目指すなど、2017年創業とは思えないほどの好調ぶりがうかがえます。
2018年7月期 | 売上高3.6億円、経常利益1.1億円 | ||||
2019年7月期 | 売上高7.2億円、経常利益2.8億円 | ||||
2020年7月期 | 売上高8.8億円、経常利益2.2億円 | ||||
2021年7月期 |
売上高18億円、経常利益4.7億円 | ||||
2022年7月期 |
売上高27.7億円(予想) |
創業から黒字経営を続けており、まさに急成長していることが見て取れます。
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Regrit Partnersへの転職実例を知るためには、CareerTreeを活用することも有効です。もちろんRegrit Partnersだけではなく、他のコンサルティングファームへの転職実例データを見ることも可能です。CareerTreeを使うことで、Regrit Partnersや他のコンサルティングファームへ転職した人の生の情報に触れながら、効率的な転職活動を実現できるでしょう。
また、CareerTreeでは、Regrit Partnersの転職情報を収集できるだけでなく、今働いている企業を起点とした転職データを見ることができます。例えば「現在の勤め先からRegrit Partnersに転職した人はいるのか」「Regrit Partnersへ転職した人は、他にどのような企業を受けたのか」という情報も見ることが可能です。
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まとめ
ここまで、Regrit Partnersの年収や福利厚生など、転職活動にあたって押さえておくべき情報を紹介しました。
高い業界シェアと安定した業績で、転職先としても高い人気を誇るRegrit Partnersですが、転職希望者には極めて高いスキルが求められるため、転職難易度が非常に高いことも事実です。
Regrit Partnersで働きたい方は、まずは転職の正しい情報を知ることが重要です。CareerTreeに登録することで、最新のRegrit Partnersへの転職に関するデータを収集できます。最新の転職事情について知ることで、具体的な面接対策を行うことができるでしょう。
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