味の素の平均年収は?職種・役職・年代別給与や社風・福利厚生を解説!

1世紀に及ぶ長い歴史と社名と同じ名称の調味料もあり知名度が高い味の素。

食品の製造・販売メーカーとして有名ですが、アミノ酸市場では世界でもトップの企業で、アミノ酸に関する知見と蓄積されたノウハウを活かし医療などの分野にも進出し、安定した業績を残していることから就職・転職先としても人気のある企業です。

こちらの記事では味の素の年収や社風。

福利厚生や労働環境といった様々な情報をご紹介し、味の素へ転職をお考えの方に参考となる情報をご紹介していきます。

味の素の平均年収

公表されている有価証券報告書から平均年収を調べると味の素の平均年収は955万円。

平均勤続年数は19.9年でした。

国の統計によると年収436万円。

勤続年数12.4年が最新の日本国内の平均年収と平均勤続年数とされており、味の素は国内平均年収の2.2倍もの高報酬で平均勤続年数は1.6倍と多くの社員の方が長くお勤めになられています。

これらの数字から味の素は高い報酬をえることができ経済的に安定するだけでなく、長く働きやすい企業と見ることができます。

高い報酬と長く働きやすい環境。

この2つに関して、後ほど、それぞれの詳細をご紹介していきます。

味の素の平均年収の推移

過去5年間の味の素の平均年収の推移はどのようになっているのか調べ、表にまとめました。

年度 売上高 経常利益 平均年収
2016年 1兆1,859億円 943億円 951万円
2017年 1兆911億円 968億円 952万円
2018年 1兆1,502億円 973億円 945万円
2019年 1兆1,274億円 926億円 982万円
2020年 1兆1,000億円 992億円 955万円
平均 1兆1,309億円 960億円 957万円

直近、5年間の平均年収を調べると、最も多い年で982万円。

少ない年でも945万円と金額では37万円。

3.8%ほどの変動しかなく安定しています。

年収だけでなく勤続年数の平均も大幅に落ちることなく、こちらも安定しています。

報酬面が安定している理由として、表にもある売上高と経常利益が挙げられます。

どちらも常に安定し健全な経営ができているため、5年間の平均年収が957万円という高い報酬が維持されています。

味の素の職種・役職・年代別の平均年収

職種・役職・年代別に分けて味の素の平均年収を調べました。

こちらはOpenWorkdoda

その他、複数のサイトを参考に算出したものです。

参考としてお考え下さい。

職種別の平均年収

味の素が公式サイトに掲載している職種ごとの平均年収をまとめました。

職種 平均年収
研究開発・生産 600~800万円
セールス&マーケティング 690~930万円
コーポレート 470~760万円

どの職種も国内平均年収を超えていますが、中でもセールス&マーケティング職という売上に繋がりやすい職種が味の素の高給取りとなる職種のようです。

役職別の平均年収

役職 平均年収
係長 1,020万円
課長 1,350万円
部長 1,630万円

一般的な役職の平均年収を算出しました。

係長で年収1,000万円台に到達し、課長に昇進すると係長職から300万円以上、昇給します。

部長職ではさらに300万円近く昇給し年収1,600万円台と高報酬が期待できるようです。

年代別の平均年収

年代 平均年収
20代 440~750万円
30代 850~900万円
40代 970~1,060万円
50代 1,080~1,120万円

平均すると40代で年収1,000万円台が可能となるようです。

30代でも年収900万円も可能なようなので実績によっては30代でも年収1,000万円台が可能かもしれません。

 

味の素と競合食品メーカーとの平均年収比較

味の素の競合他社のキッコーマン・日清食品・明治の3社と味の素の売上高や平均年収・平均勤続年数を比較し表にまとめました。

企業名 設立年度 売上高 平均年収
味の素 1909年 1兆1,000億円 955万円
キッコーマン 1917年 4,686億円 796万円
日清食品 1948年 4,688億円 786万円
明治 1916年 1兆2,527億円 1,020万円

売上高が1兆円を超えるのは味の素と明治の2社で、この2社がキッコーマンと日清食品を大きく引き離しています。

doda調べによる食品/飲料/化粧品メーカーの平均年収は410万円とされており、味の素を含め競合他社全てが業界平均を大きく上回っています。

平均勤続年数は、キッコーマンと日清食品は短いものの国内平均勤続年数12.4年と比べると、それほど差が無いため、味の素と明治の2社が高報酬で長く働きやすい会社という事が、この表からも確認することができます。

味の素の福利厚生制度と休暇

福利厚生や休暇も転職を検討する上で重要です。

味の素の福利厚生・休暇制度はどのようになっているでしょうか。

福利厚生制度 内容
休暇 完全週休二日制(土日)、祝日、年末年始、創立記念日、年次有給休暇13日、有給休暇積立制度、ワークバランス休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇
育児・介護 つわり休暇、産前産後休暇、子供看護休暇、育児時短制度、育児休職、看護休職
財産形成・共済制度 住宅財形制度、退職年金制度、社宅制度
諸手当 時間外勤務手当、交通費、住宅手当、家族手当
各種保険 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
その他 社員食堂、独身寮、保養施設法人契約

大手企業だけあり福利厚生は充実しています。

休暇は育児や介護など社員のプライベートに配慮した制度が整っており、それ以外に住宅財形制度や退職金制度など、ワークライフバランスを考慮した福利厚生が確保されています。

味の素の社風・労働環境について

転職を考えた際、収入面以外に社風や労働環境も重要です。

社風や労働環境について調べました。

味の素の社風

日本企業らしい上司と部下。

先輩と後輩。

といった年功序列の体育会系のような社風があるようですが社員の方は温厚な方が多く、圧迫感を感じるような雰囲気とは異なるようです。

その他にルールや規範を重視する傾向があり社員教育を通じて、コンプライアンスなどを徹底して熟知させ、違反がないか内部監査も行うなど真面目・誠実な面もあります。

真面目で誠実な面からか、新しいことを始める際などは、なぜそれを行うのかという説明を求められ検討を重ねることが多く、決定に関してスピード感に欠ける面もあるようです。

味の素の労働環境

味の素は人を大切にする企業文化があります。

ご紹介したルールや規範を重視するのも人を大切にする考えから生まれたものです。

2016年まで1日7時間35分だった労働時間を2017年から7時間15分にするなど、元々、法定労働時間より短かった労働時間をさらに20分短縮しました。

労働時間の減少は、効率の良い働き方を求められることになりますがワークライフバランスに優れた働き方ができることになります。

2017年以降、有休休暇取得率は平均85.7%。

育児休業からの復職率とその後の定着率はほぼ100%と高い数字を残しています。

同じ期間の離職率は平均1.5%と非常に低く、味の素の労働環境の良さがこれらの数字から証明されています。

味の素の評価・昇給制度や残業・ボーナスについて

昇給制度やボーナス・残業と評価制度について調べました。

味の素の評価・昇給制度

昇給は年1回。

4月に行われます。

以前は年功序列で昇給が行われましたが現在は個々の実績を評価し、上司と面談を行った上で決定される実力主義に変わってきています。

実績に応じた昇給制度に変わったと言っても役職が付いてない場合は年次に応じた一定の昇給はあるようです。

管理職になると、昇給率が上がるようですが役職ごとに職位ランクが設けられており、こちらも実績を残してランクを上げなければ昇給しません。

口コミを確認すると年功序列の昇給がまだ一部残っていることと評価制度がまだ浸透しきれていない印象があり、年功序列式から実力主義への移行中のようです。

しかし、給与に関して元々の金額が高いため、不満を感じる方はあまりいないようです。

残業やボーナスについて

ボーナスは年2回。

6月と12月に支給されます。

ボーナスは給与と同じく、個々の実績と共に業績が支給額に反映されます。

ボーナスが年収に占める割合は高く、口コミでは年収の4割がボーナスと言われている方もいるため、給与と同じく、ボーナスも金額に不満を感じることは無いでしょう。

口コミでは、残業時間は25時間前後のようです。

ご紹介したようにルールや規範を重視する社風があるため、サービス残業は無く残業代は満額支給されます。

残業は部署によってまちまちですが、フレックスタイムの導入もあり、残業は減りつつあるようです。

味の素に転職するには?

様々な情報をご紹介しましたが、味の素の転職難易度はどのくらいでしょうか。

味の素への転職難易度

味の素は中途採用を人材紹介会社を通してでしか募集を行っていません。

 

中途採用の倍率は公表されていませんが参考として、新卒採用の応募倍率を見ると300~400倍と言われています。

この非常に高い倍率を勝ち抜き採用された方の出身校を見ると、旧帝大や早慶、国公立大学が多く、MARCHか関関同立以上でないと採用は厳しいようです。

中途採用の選考基準は不明ですが、新卒採用時の出身校を見る限り、学歴も基準となる可能性があり、さらに中途採用者には即戦力として希望職種に関する経験が求められます。

味の素のような大手企業。

さらに平均年収955万円と高報酬が期待できる企業への転職は多くの優秀な人材がライバルとなることが予想されるため味の素の転職難易度は非常に高いと考えるのが自然です。

定期的に募集が行われる訳ではないようなので、募集情報の確認と応募するためにも転職エージェントに登録するのがおすすめです。

味の素が求める人材像とは?

味の素は公式サイトに1世紀に渡り培った大切な価値観として「味の素グループWay」というものを掲げられています。

■ 新しい価値の創造
■ 開拓者精神
■ 社会への貢献
■ 人を大切にする

これらの言葉を要約すると、
リーダーシップとチームワークを持って、臆することなく挑戦する意思と社会へ貢献する気持ちを持った人材が味の素の求めている人材像と考えられます。

Career Treeで自分の転職可能性を確認しよう!

味の素は経営が安定しており、平均年収も国内平均年収の2.2倍と非常に高く、平均勤続年数の長さからも長く勤めるのに適した企業と言えます。

しかし、新卒採用倍率で300倍以上という数字から見て転職の倍率も高いと考えられ、転職は簡単ではありません。

中途採用の窓口は転職エージェントを介してのみの応募のため、味の素へ転職するには転職エージェントに登録することが必要となります。

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まとめ

味の素について、様々な情報をご紹介させていただきました。

1世紀に渡る長い歴史を持つ味の素は知名度の高さだけでなく、安定した経営を続けている企業として就職先・転職先としても高い人気がある企業です。

平均年収955万円という高い報酬と充実した福利厚生。

1日の勤務時間7時間15分。

フレックスタイム勤務の導入などワークライフバランスに優れた働きやすい制度が充実しており、長く勤めるのに適した企業ですが、転職難易度は高く内定を得るために入念な事前準備が必要です。

味の素は中途採用の窓口を転職エージェントにしか設けてないため、応募するためにも転職エージェントに登録することが必要となります。

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