アマゾンの年収はいくら?GAFAとの比較や昇給制度や社風を説明!

1995年にアメリカ・ワシントン州シアトルで書籍の販売サイトとしてスタートしたAmazonは、インターネット上の仮想店舗で様々な商品を取り扱う小売サービスを世界19カ国で展開し2018年は1,778億6,600万ドルもの売上高を記録しています。

そして、現在GAFA(Google・Amazon・Facebook・apple)と呼ばれるIT、webをプラットフォームとしているアメリカ企業の大手4社の一角を担うほどの企業へと成長しています。

日本では1998年から事業を開始し楽天・ヤフーら競合他社と共に日本のインターネット小売サービスビジネスを牽引しています。

今回はAmazonに転職を検討されている方に様々な情報をご紹介していきます。

Amazonの平均年収

Amazonの平均年収をご紹介しますがAmazonは有価証券報告書を公開していないため、こちらでご紹介する平均年収はdodaOpenWorkなどの複数のサイトを基に算出したものです。

Amazonの平均年収は約1,060万円でした。

外資系企業の平均年収は800万円ほどといわれており、Amazonの平均年収は外資系企業の平均の20%ほど上回っています。

日本企業と比較するとどうでしょうか。

国税庁の令和元年民間給与実態統計調査で国内の平均年収を調べると約436万円でした。

国内平均年収と比べるとAmazonの平均年収1,060万円は2.4倍もの高報酬なのが分かります。

Amazonにボーナス制度はなく、年俸を単純に12分割し支給されています。

Amazonの給与制度の詳細は後ほど、ご紹介しますが多くの外資系企業同様、Amazonの給与制度も実績に応じた報酬が支払われる成果主義の給与制度を採用しています。

その評価方法についても後ほど、ご紹介いたします。

Amazonの職種・役職・年代別の平均年収

職種・役職・年代別の平均年収を算出しました。

複数のサイトや口コミを基に算出しています。

参考程度にお考えください。

職種別の平均年収

職種ごとの平均年収は以下のようになります。

職種 平均年収
営業職 約1,030万円
技術職 約910万円
マーケティング職 約1,550万円

Amazonの職種を大まかに3つの職種に分けて平均年収を算出しました。

どの職種も高い報酬を得ていますが中でもマーケティング職の年収が高いのが分かります。

年代別の平均年収

年代別の平均年収は以下の表のようになります。

年代 平均年収
20代 約420~580万円
30代 約460~910万円
40代 約590~1,000万円
50代 約920~1,510万円

30代以降の平均年収の上限・下限の差が倍近くありますが、これは年代が同じでも職種によって年収に大きな差があるためです。

Amazonジャパンと競合他社との年収比較

Amazon同様、インターネットでの小売サービスを展開する競合他社となる楽天・ヤフーと比較しました。

企業名 設立年度 売上高 平均年収
Amazon(ジャパン) 1998年 1兆1,970億円 約1,060万円
楽天 1997年 1兆2,639億円 約756万円
ヤフー 1996年 1兆529億円 約1,100万円

競合他社との比較は上記のようになります。

各社とも売上高1兆円を超えており、平均年収も楽天は1,000万円を下回っていますが国内平均年収と比べると大きく上回っています。

楽天・ヤフーはネット上での小売サービス以外にも多くのサービスを展開し、それらの収益も含めた売上高ですがAmazonは小売サービスを売上の中心としています。

2社と比べると事業展開では劣っていますが、これほどの売上をあげているのはAmazonの小売サービスが消費者に浸透している証明と言えるでしょう。

楽天の平均年収について詳しく知りたい方は楽天の年収はいくら?給与制度や福利厚生・強み・特徴についても解説!をご覧ください。

Amazonの福利厚生制度と休暇

Amazonの福利厚生と休暇にについて調べました。

福利厚生制度 内容
休暇 年間休日120日、有給休暇、パーソナル休暇、特別有給休暇
育児・介護 産前産後、育児、介護休業
財産形成・共済制度 確定拠出年金、団体生命保険
諸手当 通勤交通費(月額5万円まで)
各種保険 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
その他 健康診断、社員割引、社内公募制度、会員制福利厚生制度

Amazonにはこれらの福利厚生が用意されています。

諸手当は日本企業と比べ乏しい面がありますが全額会社負担の拠出年金や商品の社員割引制度と魅力ある制度が設けられています。

他に社内公募制度があるため転職しなくてもキャリアチェンジのチャンスがあります。

また、Amazonは有給休暇の100%取得を推進しているため休暇が取りやすい環境が整っています。

繁忙期などでなければ一週間ほどの休暇を取得することも可能です。

Amazonの給与制度や残業について

Amazonの給与制度はどうなっているでしょうか。

給与はジョブレベルによって決まる

Amazonはジョブレベルという独自の制度を設けています。

ジョブレベルは12まであり、最高レベルのレベル12はAmazon創始者のジェフ・ベソス氏のみが対象となっています。

レベルは12までとご紹介しましたがレベル9対象者は存在せず、その理由は開示されていません。

レベル1~3はパート、アルバイト、契約社員。

レベル4は正社員。新卒採用者はこのレベルから始まります。

レベル5以降は管理職者のジョブレベルになり、一般企業の係長や課長ランクがこのレベルに当たるとされています。

レベル6は部長職のジョブレベルになり、レベル7以降は役員クラスのジョブレベルとなります。

転職者はレベル4~6のジョブレベルから始まるようです。

日本ではあまり馴染みのない制度ですがAmazonは給与の一部について自社株を付与する形で支払われます。

支給された自社株は売却して現金化することも可能ですが、制限が設けられているようで一定期間は保持することが定められているようです。

なお、給与の一部を自社株支給される対象者はジョブレベル4以上の正社員です。

360度評価で給与が変わる

Amazonでは年に2回行われる360度評価と呼ばれる評価によってジョブレベルが昇級し給与も上がります。

多くの企業では、昇進や昇給に関する評価は直属の上司が評価を行いますが、Amazonは上司だけでなく対象者の同僚や他部署で業務上、対象者と関わる社員も評価に参加します。

さらに部門長クラスの管理職が集まり、評価に不当と思われるものがないかをチェックするため、Amazonが行っている360度評価は厳正かつ公平な評価と言えます。

残業は多くない

Amazonは就業時間が過ぎれば上司が先に退社することが多く、部下が上司を気遣って退社できないということはないようです。

部署によって、残業時間の差はありますが残業が多い人ではなく残業が少なく就業時間内に仕事を終えることができる人物が評価される風潮があります。

そのため、残業をしなくても成果を出せる働き方が求められています。

Amazonの社風や企業文化

平均年収や給与制度も働く前に知るべき情報ですが社風や企業文化も知っておくべき重要な情報です。

Amazonは、どのようになっているでしょうか。

自由で個人主義の社風

Amazonの社風を自由で個人主義と表現する方が多いようです。

他に一般的な企業と比べ、上下関係が厳しくなく男女関係なく能力に応じて活躍できる環境だとも言われています。

ここでの自由で個人主義とは、それぞれが担当する業務の裁量権が大きく業務をどのように進めるかを自分で決めることができることを意味しています。

自由度が高く裁量権が大きいと働きやすいと思われる方もいるでしょうが、一派的な企業での働き方に慣れている場合、自分で考え行動し、その責任も負う必要があるAmazonの働き方に苦戦するかもしれません。

しかし、Amazonの働き方は判断力や決断力。実務処理能力などを鍛えることができるため、働きながら成長できる環境とも言えます。

非常にスピード感がある

Amazonは仕事を進めていく上でのスピードが日本の企業と比べて数倍早いという口コミを多く見かけます。

これは責任と権限が誰にあるのか明確になっており、意思決定プロセスが簡潔で決定までのスピードが早いためです。

どのように仕事を進めいくかという方針決定が早ければ成果を出すまでのスピードも早さを求められます。

転職者は慣れるまでAmazonのスピード感についていくので精一杯になるようですが、上司や先輩、同僚など優秀な人材の仕事の進め方を間近で見ることで自身の成長に繋がると好意的な口コミも多く見かけます。

Amazonに転職するには?

Amazonに転職するにはどのような経験・スキルがあるといいのか。
また、難易度はどうでしょうか。

Amazonの転職難易度

転職難易度は職種によって変わります。

商品の物流に関する部門や営業職の難易度はそこまで高くないようです。

しかし、本社勤務となるような職種の難易度はかなり高くなります。

Amazonは様々な職種の募集がありますが共通しているのが実務経験です。

職種に関連する実務経験を3~5年経験していることが求められます。

実務経験も重要ですが営業職などでは経験やスキルより人柄を重視した採用とも言われており、職種によって重視する要件は変わるようです。

また、エンジニアやデザイナーなどの職種は大学卒業者であることと専門課程を修了していることが採用条件とされるため、希望する職種の諸条件を事前に確認しましょう。

英語力はどの程度必要?

職種によっては一定の英語力が求められます。

技術職となるエンジニアはTOEIC750点以上のビジネス英語力が求められるとされ、クリエイティブ職でも一定のビジネス英語力が求められます。

営業職の採用条件に英語力を求められていませんが、社内公募制度で他の職種へのキャリアチェンジも可能なので今後のキャリアアップのためにも英語力がある方が有利となるでしょう。

面接でどのようなことが聞かれる?

面接回数は2~4回と言われています。
面接で訊かれる質問として、

■ 転職先としてAmazonを選んだ理由は?
■ 仕事で求めているものは何か
■ 挫折した経験
■ 成功した経験または苦労した経験

このような質問が過去にされています。

Amazonでは「Leadership Principles」と呼ばれる14個の信条に基づいて、面接をしています。Leadership Principlesに基づいた自身の経験を話せるようにしておきましょう。

管理職の場合、

■ リーダーシップとは何か?
■ 数年後のビジョンをどのように見ているか

といった管理職者に求められるマネジメントに関する考え方が見極める質問がされます。

Amazonが求める人材像とは

公式サイトに、
“ Amazonでは、全員がリーダーです。 ”
この言葉と共に14項目の信条が記されています。

Amazonは自由な社風とご説明しましたが、それは一人一人がリーダーとして自主的に考え行動し自身の仕事に責任を持つことを求めているためです。

組織の一員として働きながら自分がリーダーであると考え、率先して行動し結果を出すことができる人材がAmazonの求める人材像と考えられます。

Career Treeで自分の転職可能性を確認しよう!

Amazonへの転職に限らず、転職活動で重要なのは情報収集です。

企業は中途採用者には即戦力を求めるため経験やスキルを重視した採用が予想されます。

同じような経験・スキルを持った人材が複数いる場合、テストや面接の結果の上位者が採用されるでしょう。

テストや面接で結果を得るには情報収集を余念なく行わなければなりません。

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実例データを確認することで、

■ どのような経歴・スキルを持った方が転職しているのか
■ どのような企業からAmazonへの転職を成功したのか

ご自身の経歴に似た方の成功例を確認することでご自身の長所と短所を明確にすることができます。

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まとめ

Amazonへの転職活動前に知っておくべき様々な情報をご紹介させていただきました。

Amazonは2002年以降、毎年売上を伸ばし続けており今後も継続して業績向上が期待できる将来性が高い企業と言えます。

成果主義の企業なので常に結果を求められる厳しい環境ですが、それに見合った報酬が支払われ自身を成長させることができる環境でもあるため、向上心がある方には最適な企業でしょう。

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