未経験での転職にコロナが影響している?転職をする際の注意点も解説

求人で、「未経験可」「未経験者歓迎」のような言葉を目にすることもあるのではないでしょうか。

これまでの勤め先とは異なる業種や興味があった職種へ転職を考えている方にとって、興味があるかと思いますが、本当に未経験でも採用されるのか不安を感じるケースもあるでしょう。

この記事では、未経験者を募集している企業へ転職をお考えの方に向けて、転職をする際に必要な情報をご紹介します。

企業が未経験の転職者を募集する理由

転職者には経験者の方が即戦力として期待できる場合でも、未経験者を募集するのは、どのような理由があるのでしょうか。

人手が不足している

未経験者を募集する理由の一つとして、人手不足が挙げられます。

業績が好調で事業を拡大する、離職した人員の穴埋めなど、理由は様々ですが、特殊な経験やスキルがなくても業務を行うことができる場合、未経験者を積極的に採用するケースがあります。

自社の理念や価値観に適応しやすい

未経験者は、新しい環境への順応性が経験者よりも高いと考えられていることもあります。

経験者の場合は、前職での経験によって、転職先企業の方針への適応性や新しい環境に戸惑ってしまう可能性があります。
このため、教育・研修を通して自社の社風や企業風土に適応しやすい、未経験者を重視した採用を行うことがあります。

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未経験でも転職しやすい職種・業界は?

転職者には即戦力になる人材が採用されやすいのが一般的ですが、未経験者でも採用されやすい職種や業界があります。

20代の未経験での転職の場合

20代の場合、新しい環境への適応力の高さと将来性を期待され、特に下記の職種・業界で採用されやすくなります。

営業職

成果を上げるには経験・スキルが必要ですが、コミュニケーション能力は重視される場合も多いです。

研修や先輩・上司とともに営業先へ帯同し、営業の方法を覚えることで、ある程度の能力が得られ、成果も期待することができるため、未経験者でも採用されやすい職種です。

IT業界

IT業界は成長が著しく、需要に対し人材の供給が追い付いていない現状もあります。
IT業界は、全体的に人手が不足していることが多く、未経験での転職がしやすいと言えるでしょう。

配送業界

コロナの影響でネットショッピングの需要が高まっており、大手企業でも配送スタッフが不足しています。
運転免許証を取得していてペーパードライバーでなければ、採用される可能性が高く、転職難易度もそこまで高くないでしょう。

【関連記事】20代が転職をする際のポイント!うまくいかない人の特徴とは?

女性の未経験での転職の場合

女性の場合、結婚・出産・育児といったライフイベントが男性以上に仕事に影響を与えるため、未経験でも転職しやすい職種・業界が異なります。

事務職

事務職は一定のPCスキルがあれば業務を行うことができるため、未経験でも転職しやすい職種の1つです。
仕事量を自分で調整することができるため、働きやすいという特徴があります。

介護職

介護業界は人手不足が続いています。

体力面での厳しさがありますが、未経験でも正社員として採用される可能性が高く、未経験での転職が難しい40代以降でも採用されやすいという特徴があります。

販売職

販売職も未経験者が採用されやすい職種です。

接客に関するスキルは研修で得られ、その他に特別な資格やスキルを求められることがあまりないため、意欲的であれば、未経験でも転職しやすいと言えるでしょう。

未経験の転職先を選ぶ際に考えること

未経験の分野で転職先を選ぶ際には、どのような点に注意し、考えるべきなのでしょうか。

未経験者を広く採用しているか

未経験者歓迎と募集要項にあっても実際は応募者の母数を確保し、少しでも良い人材を獲得するために書かれている場合もあり、このような場合では未経験者の採用は厳しい可能性もあります。

未経験者を実際に採用しているかは有効求人倍率の高さで確認することができます。

倍率が高ければ、この業界を希望する求職者に多くの求人があることになり、未経験者でも転職の成功率が高いことに繋がるでしょう。

離職率はどうか

離職率を確認できるのであれば、必ず確認しましょう。

自社サイトで公開している企業もあれば、四季報に掲載されていることもあります。
どちらもなければ、業界の平均離職率を調べてみましょう。

一概に離職率が低ければ、ホワイト企業、高ければブラック企業とは言い切れませんが、あまりにも短いと何らかの問題がある可能性が高いです。

将来性のある業界か

今後も拡大が期待できる、または一定の規模が確立されている将来性のある業界であれば、雇用の維持、収入の安定・増加を期待することができます。

業界の将来性の高さが今後も期待できるのであれば、キャリアップのために業界内の他の企業への転職も考えられるでしょう。
このように、将来性についての情報も確認しておきましょう。

未経験の転職はコロナの影響を受けている?

新型コロナウイルスの影響は広範囲にわたりますが、未経験者の転職にはどのくらいの影響を与えているのでしょうか。

未経験の求人が減少している

コロナの影響によって、2020年の4月から8月は求人数が減少しました。

しかし、各企業ともコロナに対応したビジネススタイルを形成・確立が出来てきたこともあり、落ち込んだ求人数も転職サイトdodaによると、20年7月に1.61倍だった求人倍率が、21年4月には1.88倍と少しずつですが回復しています。

求人数は回復しているものの、縮小した事業や業績を回復させるため、成果を重視した高い専門性が求められる雇用制度であるジョブ型雇用による採用が増えるなど、コロナ前と求人内容に変化が起こっています。

【関連記事】ジョブ型雇用とは?コロナとの関係や転職者への影響についても解説

未経験の転職をする際の注意点

未経験の分野への転職は、分からないことが多いケースもあるため、注意点を知っておきましょう。

未経験の種類を理解しておく

募集要項の未経験という言葉には下記のような意味があります。

業界未経験者

社会人経験はあるが、業界での実務経験がない方。

職種未経験者

募集が行われている職種の経験がない方。

完全な未経験者

業界・職種。どちらの経験もない完全な未経験者。

実務経験未経験者

一切の就労経験がない既卒者に該当するもの。

これらが未経験者歓迎という言葉の意味になりますが、一般的に上記4つのどれかと考えておくと良いでしょう。

前職の経験を活かす

募集が行われている職種や業界の経験がない場合でも、前職の経験を活かすことは大切です。

例えば、業界が違う場合でも、前職が営業職である場合、販売する商品・内容が異なるだけであり、異業種の営業職でも経験を活かして働くことが可能です。

志望動機など書類の対策を行う

未経験の転職の際、書類選考に受かるために履歴書の志望動機の内容で採用担当者に会ってみたいと思わせることが大切です。
前職と職種・業界が異なる場合でも、業務を行う上での共通点は存在するため、共通点を探し、履歴書の志望動機でアピールしましょう。

転職サイトを活用する

転職サイトの活用も転職活動には大切です。

ただ、転職サイトも様々であり、一般的な面接のコツや知識があるだけのサイトでは、周りの転職希望者に差をつけることは難しいでしょう。
転職サイトの中でも、実際の転職の実例を知ることができるなどのサービスを活用するのが有効でしょう。

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Career Treeで自分の転職の可能性を確認しよう!

未経験者を募集している企業への転職は、キャリアチェンジを行いたいと考えられている方にとってチャンスです。
しかし、ご紹介したように未経験という言葉の意味は複数あり、履歴書の志望動機で採用担当者の目を引けるだけのアピールが重要です。

Career Treeは、未経験業種への転職の実例を閲覧することができ、ご自身の転職の可能性を知ることができます。

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まとめ

未経験の職種・業界への転職はキャリアチェンジのチャンスですが、どのような求人が自分に最適なのか、判断が難しいケースもあります。
このような際、Career Treeに蓄積された転職を成功された方々の実例データから、あなたの転職活動に最適な転職先、業種を導き出すことが可能です。

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