みずほ銀行の平均年収は?メガバンクとの比較や社風・福利厚生・転職について解説!

みずほ銀行ロゴ

メガバンクの一角として圧倒的な知名度を誇る「みずほ銀行」。誰しも一度は、街で青い看板を目にしたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、みずほ銀行の年収や福利厚生、社風や特徴について解説しています。

あわせて、みずほ銀行への転職に関する情報や、効率的な転職の情報収集方法についても紹介していますので、参考にしてみてください。

みずほ銀行の平均年収

はじめに、みずほ銀行の平均年収について紹介します。ちなみに、みずほ銀行とは「みずほフィナンシャルグループ」の傘下の都市銀行という位置づけの企業です。

2019年度の有価証券報告書によるとみずほ銀行の平均年収は「736万円」です。

この年収は、他社と比べると高いものなのでしょうか。

まずは日本の平均年収と比較してみましょう。

たとえば国税庁の最新データによると、日本における正規雇用の人の平均年収は2018年度で「441万円」となっています。

また、転職サイト「doda」のデータによると、2019年度の金融業界の平均年収は「448万円」です。

これを見ると、みずほ銀行の平均年収は、金融業界の平均よりも300万円程度高いということがわかります。

みずほ銀行の職種・役職・年代別の平均年収

次は、みずほ銀行の職種・役職・年代別の平均年収を見ていきます。

職種別の平均年収

まずは職種別の年収についてです。みずほ銀行の職種は、大きく総合職と一般職に分けられます。

職種 平均年収
総合職 約700〜900万円
一般職 約450万円

やはり、勤務時間も業務量も多い総合職の方が、年収が高いことがわかります。

役職別の平均年収

役職別の平均年収を見てみると、以下のようになりました。

役職 平均年収
一般 約500〜800万円
課長代理 約800〜1,000万円
課長 約1,000〜1,200万円
課長以上 約1,200万円〜

役職が上がると給与が上がる仕組みになっています。「課長代理まではほとんどの総合職社員が到達できるが、課長以上に昇格できるのは一部」という意見が見られました。

年代別の平均年収

次は年代別の年収です。ここでは、勤続年数に応じた年収の例を紹介します。

勤続年数 年収目安
勤続3年未満 営業:420万円
営業:450万円
事務:340万円
勤続3〜5年 営業:650万円
営業:510万円
事務:400万円
勤続5〜10年 営業:650万円
営業:980万円
企画:650万円
勤続10年以上 営業:1,300万円
営業:1,350万円
事務:450万円

基本的に年功序列で、同じ職種であれば勤続年数が上がるほど、年収も上がる傾向にあるようです。

学歴別の初任給

みずほ銀行は、最終学歴によって初任給が以下のように異なります。

■ 大卒…20万5,000円
■ 院卒…23万円

上記は2019年4月の実績です。院卒社の方が、やや初任給が高くなっています。

みずほ銀行と他メガバンクの年収比較

ここでは、みずほ銀行の競合他社にあたる三菱UFJ銀行・三井住友銀行との年収を比較してみましょう。

なお、両社の平均年収および売上高は2019年度の有価証券報告書を参考にしています。

企業名 設立年度 売上高 平均年収
みずほ銀行 2002年 3兆3,028億円 約736万円
三菱UFJ銀行 2006年 7兆2,991億円 約774万円
三井住友銀行 2001年 5兆3,143万円 約828万円

3大メガバンクの中では、みずほ銀行の売上高、平均年収は最も低いことがわかります。しかし、高待遇であることには変わりません。三菱UFJ銀行との売上高の差は4兆円にのぼりますが、平均年収を見るとその差はわずかと言えるでしょう。

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みずほ銀行の福利厚生制度と休暇

ここでは、みずほ銀行の福利厚生と休暇制度について紹介します。

福利厚生制度 内容
休日/休暇 土日、祝日、年末年始、その他長期休暇制度等の有給休暇あり
福利厚生 各種社会保険完備、持株会制度、事業所内保育所、ベビーシッター育児割引制度、社員毎のニーズに応じた住宅関連制度、財産形成支援制度、余暇支援制度、通勤補給費全額支給、昼食費補助、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金など

大企業らしく、充実した福利厚生・休暇制度が整っています。特に介護に関する制度が豊富で、「介護離職ゼロ」をめざして、法定要件を上回る介護休業や介護にかかわる短時間勤務・時差出勤・短日勤務などの各種制度を整備し、仕事と介護を両立する社員を支援しています。

男性・女性問わず制度を積極的に利用することで、家庭との両立を実現できている人が増えているようです。

みずほ銀行の社風・特徴・労働について

ここでは、みずほ銀行の社風や労働環境について解説します。

年功序列で減点主義の社風

みずほ銀行の社風の特徴のひとつに、昔ながらの年功序列の風土が残っていることが挙げられます。

具体的に社員の声を見てみると、「良くも悪くも年功序列」、「失敗してこなかった人が生き残っている印象がある」という声があり、どちらかというと減点主義が強いと言えそうです。

また、評価制度に関しては、数字や成果で全てが決まるわけではなく、そのプロセスも見てもらえます。

そのため、「完全個人主義の人には向かないが、安定を求める人には心地良いと思う」という意見も見受けられました。

多様なキャリア形成が可能

みずほ銀行の大きな特徴は、「みずほフィナンシャルグループ」として採用面接を行っていることでしょう。

他のメガバンクは「銀行」として採用を行なっていますが、みずほ銀行では「銀行・信託・証券」の縦割りがなく、カンパニー制で様々な業務に携わることができます。

業種に囚われずに多くの経験をすることができるため「金融業界全般に興味がある」という人にはぴったりと言えるでしょう。

残業について

みずほ銀行は、働き方改革を強く推進している会社のひとつであり、残業が少ないことが特徴です。

特に支店では「決まった時間(19時半〜20時頃)にオフィスが閉められてしまうため、強制的に締め出される」という声が見受けられました。

本社においてもパソコンのオン・オフの時間帯が管理されており、長時間残業が続くと指導が入るシステムになっているようです。

全社的に残業時間は少ない傾向にあると言えるでしょう。

ワークライフバランスは取りやすい

残業の少なさも相まって、ワークライフバランスはかなり取りやすい環境にあるようです。

特に休暇については「かなり恵まれている」「年間で平日2日+5日間の休みを必ず取れるため、土日につなげると4連休と7連休が毎年ある」「長期休暇が取りやすい」という意見が複数挙がっていました。

万が一休日出勤があった場合にも、必ず振替休日を取得できる環境であるようです。

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みずほ銀行に転職するには?

次は、みずほ銀行に転職するにあたって、知っておきたい情報を紹介します。

転職難易度は高い

圧倒的な知名度と安定した収益を生む大企業であるみずほ銀行は、転職先としての人気も高いです。

また、中途社の募集定員は「未定」としているものの、2020年12月時点で募集がかけられているポジションは「みずほ銀行」「グループ共通」合わせて18のみであり、競争が激しいことが予想されます。

そのため、みずほ銀行への転職難易度は高いと言えるでしょう。

また、みずほ銀行では中途社員に求められる能力が高いことも特徴です。

具体的に、2020年12月時点で募集がかけられている「リテール・事業法人カンパニー」の最先端分野スタートアップ支援職の要項を見てみましょう。

【必要要件】
■ 担当する先端分野(職務内容参照)における業界知見ノウハウ
■ 企業経営、財務会計、金融(資金調達、IPO、M&A)等に関する知識ノウハウ、実務経験
■ コミュニケーション力、関係構築力、情報感度、挑戦意欲
【希望要件】
■ ビジネス英会話力
■ PCスキル、資料作成能力、プレゼン力

次の例として「みずほ銀行グローバルプロダクツユニット」の買収ファイナンス組成業務の募集要項を紹介します。

【必要要件】
■ キャッシュフローファイナンス組成業務経験(コベナンツ等を含む条件交渉、ドキュメンテーション、フィナンシャルモデル作成等)または、ストラクチャリングを伴うコーポレートファイナンス組成業務経験
■ 日本語(ネイティブレベル)、英語(TOEIC700点以上)
【希望要件】
■ LBO/MBO/M&A関連を含むファイナンスアレンジ業務経験または、大企業の特殊なファイナンスニーズに、テーラーメードのスキーム組成で対応した業務経験

どちらの職種も、当該業務における実務経験に加え、一定以上の英語力が求められています。

みずほ銀行の採用フロー

みずほ銀行の中途社の採用フローは、以下のようになっています。

■ エントリーフォームに情報登録
■ 複数回の面接

公式採用HPのエントリーフォームへの登録した情報を基に、書類審査が行われます。

書類審査通過者のみが面接に進むことができます。

面接の回数は、人によって、また希望する職種によって大きく異なるようですが、ほとんどの場合2~3回の社員との面接と、最終面接で終わるようです。

みずほ銀行の面接ではどのようなことが聞かれる?

それでは、みずほ銀行の転職面接では、具体的にどのようなことが質問されるのでしょうか。面接経験者の声を見ると、過去には以下のような質問がされたようです。

■ 志望理由
■ 前職での経験
■ 他社の転職活動の状況
■ なぜ銀行で働きたいのか
■ なぜ他の銀行でなくみずほ銀行を希望するのか

オーソドックスな質問が並んでいます。特に「なぜ他の銀行でなくみずほ銀行を希望するのか」という問いに対しては、他社研究もした上で明確に答えることで、志望理由の説得力を上げられるでしょう。

みずほ銀行が求める人材像とは?

最後に、みずほ銀行が求める人材像を、公式HPから探ってみましょう。

採用ページの「トップメッセージ」には、CEOから就職希望者に向けて、みずほの以下の2つの行動軸を意識するように語られています。

■ Open & Connected
■ 熱意と専門性

Open & Connectedとは、顧客や地域などをグループの内外を問わず、オープンにつなぎ合わせ「金融を巡る新たな価値」を創造する生み出すことです。

熱意と専門性とは、顧客の夢や希望に、一人ひとりが想いをもって向き合い、高い専門性より顧客ニーズを先取りして「考え・動き・そして実現することだそう。

みずほで働く上では、この行動軸を意識することが大切ということです。

要約すると「金融についての知識と熱意と専門性があり、新しいことに挑戦できる人材」が求められると言えるでしょう。

Career Treeで自分の転職可能性を確認しよう!

三大メガバンクのみずほ銀行は、就職先としての人気企業のひとつでもあり、転職難易度は高いです。

みずほ銀行への転職を希望する場合は、採用に関する最新情報を把握しておくことが大切です。

具体的には、みずほ銀行に実際に転職した人の実例データを収集することで、最新の中途採用の状況が見えてくるでしょう。

みずほ銀行への転職実例データを知るには、Career Treeへの登録がおすすめです。

Career Treeでは、みずほ銀行をはじめとして、三菱UFJ銀行・三井住友銀行などの同業他社への転職実例データを見ることができます。

「他社と比較して、なぜみずほ銀行を志望するのか」を語る上での情報収集にはぴったりのツール です。

また、Career Treeを使うと、転職したい企業の情報を収集できるだけでなく、今働いている企業を起点とした転職データの収集も可能です。

例えば「今の勤務先からみずほ銀行に転職した人はいるのか」「今いる業界からは、どんな人がみずほ銀行に転職したのか」という情報も見ることができます。

Career Treeであれば、オンラインで手軽に、かつ充実したリアルな転職実例の情報収集が可能です。

加えて、一人ひとりの希望やバックグラウンドを加味した上での転職実例を紹介いたします。

下記の登録ボタンから、メールアドレスとキャリアデータ(大学、企業名、職種など)を登録いただければ、無料でご利用いただけます。

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まとめ

ここまで、みずほ銀行の年収や社風、昇給制度、転職の情報について紹介してきました。

圧倒的な知名度と安定した業績で転職先として高い人気を誇るみずほ銀行。中途者の募集はあまり多くない上に、どのポジションにおいても当該業務での経験と一定以上の英語力が求められるため、転職難易度は高いです。

みずほ銀行への転職を成功させるためには、まずは正しい情報を知ることが大切です。

Career Treeに登録すると、最新のみずほ銀行への転職に関するデータを閲覧できます。

また、同業他社における情報収集も同時に行えるため、比較をしながら効率的に転職活動を進められます。

加えてCareer Treeでは、今勤めている会社から証券業界に転職した人はいるのか、みずほ銀行の転職活動は他と比較して何に注意すべきかまで、様々な情報を知ることができます。

Career Treeを参考にしながら、みずほ銀行への転職を検討してみてください。

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