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ソニーの職種・役職・年代別の平均年収は?昇給制度やボーナス・福利厚生も紹介

ウォークマン、プレイステーション、aibo、VAIO…。
誰もが知っているこれらの商品は、すべてソニーによって生み出されました。
日本を代表するモノづくり企業として知られるソニーは、社員にとって「働きやすい会社」としても知られています。
本記事では、ソニーの平均年収や昇給の仕組み、福利厚生や転職情報について紹介していきます。

ソニーの平均年収は?

日本を代表する電機メーカーのひとつ、ソニー。
一流企業だけあって、その平均年収も高水準となっています。
具体的な年収額を見てみると、2019年3月期の有価証券報告書では、ソニーの平均年収は1,051万円とされています。
日本における正規雇用の人の平均年収は、国税庁の最新データによると2018年度で441万円となっています。
国民の平均年収と比べても、ソニーが高収入であることが分かります。
ちなみに、ソニーの平均勤続年数は16.7年となっています。
こちらも、全国の上場企業の勤続年数の中央値が約11年であることを踏まえると、働きやすい会社であることが推察できます。

ソニーでは年功序列ではなく成果主義に基づいて給料が決められます。
後ほど詳しく紹介しますが、「ジョブグレード制」というソニー独自の等級制度により、すべての社員がグレードに分けられます。給料やボーナスは、基本的には等級に応じて支払われます。
管理職は、基本的に年棒制となっています。成果主義に基づいており、昇格できなければその先はほとんど給与水準が上がらないようです。
ちなみに、2021年度入社の新卒の初任給は、大卒者で25万円〜、院卒者は28万円〜となっています。

ソニーの職種・役職・年代別の平均年収

成果主義に基づき給料が決定されるソニーですが、やはり年齢が上がるほど実力もつきやすいのか、高年収になる傾向にあります。

ソニーの昇給に大きく関わる、「ジョブグレード制度」という等級制度について理解しましょう。
まずは以下の表を見てみてください。

役職名称 役割
I1・I2 一般職(大卒以下)
I3 一般職(大卒者はここからスタート)
I4 主任
I5 リーダー
役職名称 役割 役職名称 役割
I6 スペシャリスト M6・M7 統括課長
I7 スペシャリスト M8 統括部長
I8 スペシャリスト M9 事業部長
I9 スペシャリスト M9〜M12 それ以上

表のように、ソニーの社員は「I1〜I9」「M6〜M12」というグレードに分けられています。
基本的には数字が大きくなるほど階級が高くなり、大卒社員は「I3」からスタートします。「I5」の次は、マネージャー層を目指す「M6」に進むか、スペシャリストを目指す「I6」に進むかを自由に選ぶことができます。
ソニーの給与やボーナスは、基本的にはこの等級制度に基づいて決定されます。

以下で職種別、役職別、年代別に平均年収を見ていきます。

職種別の平均年収

まずは、職種別の年収を見てみましょう。
ここでは、「OpenWork」に投稿された直近3年間分のソニー社員・および元社員による年収事例をもとに算出します。
また、あくまで、ここで紹介する年収は目安となります。

職種 平均年収
総合職 950〜1,100万円
技術職 850〜950万円

総合職には、幹部クラスの役員なども含まれるため、やはり平均年収も高くなります。
もちろん年代によって大きな差があるため、一概にこの数字とは言えません。
職種によりやや差があるとは言え、すべての職種において他社よりも高水準の平均年収となっています。

役職別の平均年収

次は、役職別の平均年収を見てみましょう。

役職 平均年収
主任 700〜850万円
係長 800〜1,000万円
課長 1,000〜1,200万円
部長 1,200万円〜

大卒の新入社員は、役職なしの一般職(ジョブグレードで言うと「I3」)というランクからキャリアをスタートさせます。
その後、年に1度の評価に応じて昇級もしくは降級します。
目安としては、およそ30代半ば以降で昇進し、主任(ジョブグレードで言うと「I4」)となるケースが多いようです。
その後も実力に応じて、係長、課長、部長と昇進し、役職が上がるに連れて年収も上昇していきます。
ただし「役職が同じでも、会社の業績に応じてボーナスの額が大きく違い、年収に差がつく」という声も少なくありませんでした。

年代別の平均年収

最後に、年代別の平均年収を見てみます。

年代 平均年収
20代 600万円前後
30代 700〜900万円
40代 1,000万円〜
50代 1,200万円〜

「年功序列ではなく成果主義」とは言え、やはり年齢が高い方がグレードも上がりやすい傾向にあるようです。そのため、年次が高いと年収も高くなるという結果が出ています。

また、「30代まではおおよそ一律で昇進し、その後は役職の有無によって差がつく」という声も多く見受けられました。

ソニーのボーナスと福利厚生制度について

次は、ソニーのボーナスと福利厚生制度について紹介します。

ボーナスについて

ソニーでは、夏と冬の年2回にボーナスが支給されます。その金額は、夏と冬、それぞれ異なる指標で決められます。

夏のボーナスは、会社や事業部の業績に連動してボーナス額が決められます。つまり、好調な事業部はボーナスが大きい一方、そうでない部署では少額となります。
冬のボーナスについては、先述のジョブグレード制における等級に応じて金額が決められます。

福利厚生制度について

ここでは、ソニーの福利厚生や手当てについて紹介します。
まずは福利厚生や休暇についてまとめた以下の表を見てみましょう。

手当て 通勤費・超過勤務手当
休暇 年末年始休暇・会社休日・フレックスホリデー・年次有給休暇・フレキシブルキャリア休職制度
社会保険 健康厚生年金・雇用・労災
その他福利厚生 財形貯蓄制度・社員持株会・独身寮・特定治療支援制度

手当てについては、通勤費や超過勤務手当など、一般的な大企業によく見られるものが用意されていることが分かります。

休暇については、この後に詳しく紹介します。

社会保険や財形貯蓄制度、社員持株会など、お金に関する制度については、大企業ならではとも言えるほど充実しています。

福利厚生については、財形貯蓄制度、社員持株会、独身寮など一般的なものが用意されています。自分に必要な福利厚生を、いくつものプログラムの中から自由に選択して利用できます。
特に30歳以下が入居できる独身寮は、会社から近く家賃も安いことで評判が良いようです。

また、他社ではあまり見ない制度として、「特定治療支援制度」があります。これは、不妊治療やがん治療など、特定の治療を行う社員が、短時間勤務の利用や特別な有給休暇、治療によっては、最大1年の休職制度の利用や、一部治療費の補助申請ができる制度です。

ソニーの人事制度と年収の上がり方について

次に、ソニーの人事制度および年収がどのように決定されるのかについて紹介します。

ソニーではジョブグレード制を採用

冒頭で紹介した通り、ソニーでは「ジョブグレード制」という独自の等級制度をとっています。
役職もジョブグレード制によって付けられます。
一般社員は「I1〜I5」、専門職は「I6〜I9」、管理職は「M6〜M12」にそれぞれ等級が分けられ、数字が大きくなればなるほど職位と基本給が高くなります。
ちなみに、原則として数字が同じであれば給与は変わりません。例えば、専門職の「I7」と管理職の「M7」は同等の給料ということです。
全体を見ると、「I5」の次に「I6」に進むか「M6」に進むかは自由に決められますが、全体見ると管理職を目指す「M6に進む人の割合が高いようです。
冬のボーナスがグレードによって決められるほか、基本給も部門を問わず、同じグレードであれば同じ額となっています。

ソニーで年収をあげるには?

ソニーは、年功序列ではなく成果主義をとる企業です。つまり、年収を上げるためには、ジョブグレードを上げることが必須となります。
ジョブグレードは、年に1回、7月に行われる評価によって決定されます。
評価は、「実績評価」「行動評価」という2つを軸としてなされます。
実績評価とは、目標の高さとその達成度を測るもので、行動評価とは、ソニー社員に求める行動の実践度を測るものです。
この実績評価と行動評価を総合した上で、最終的なジョブグレードが決定されます。2つの評価は、両方とも1-5段階で上司により評価が付けられます。
つまり、年収を上げるためには、「実績評価」「行動評価」の2軸を意識しながら、日々の業務において成果を上げることが必要だということです。
特に「M6」以上、つまりマネージャー層を目指す場合には、数人の部下やチームをまとめるなど、リーダーとしての素質の有無が重視されるようです。

ソニーの残業や休暇について

次はソニーの残業と休暇について紹介します。

残業について

平均すると月間で30〜40時間以内に抑えられているようです。
残業代の有無については、これもジョブグレード制の等級により異なります。具体的にいうと、グレード「I3」までは残業代が支給されますが、「I4」以上になると裁量労働制に切り替わり、時間に応じた残業代は支給されなくなります。
ただし、「I4」以上になると一律10万円前後の手当てが出るようになります。
業務量が多くとも、残業文化はあまりなく、生産性を重視する風土が醸成されているようです。

また、ソニーは長時間労働を減らすための取り組みとして、企業として以下を実施しています。

■ 定時帰宅日の導入
■ 長時間労働の多い部署へのヒアリングや説明会の実施

「実力主義」という企業文化に則り、長時間働くことそれ自体にはあまり評価されないようです。

休暇について

ソニーの休暇制度には、以下のようなものがあります。

■ 年末年始休暇
■ 会社休日
■ フレックスホリデー
■ 年次有給休暇
■ フレキシブルキャリア休職制度

まずは、一般的によく見られる休暇制度としては、年末年始や有給、会社休日があります。
ソニーにおける有給は、初年度17日、最大24日となっており、会社休日は、2019年において年間126日でした。
また、フレックスホリデーフレキシブルキャリア休職制度という聞き慣れない休暇もあります。
「フレックスホリデー」というのは、役職にかかわらず誰もが連続2週間、好きなときに休暇を取れる制度です。
「フレキシブルキャリア休職制度」というのは、配偶者の海外転勤や海外留学に同行する場合に最長5年、自身が私費留学する場合に最長2年間休職できる制度です。

ソニーの休暇制度に関しては、社員から「非常に利用しやすい」「休みを取りくい雰囲気は全くない」と高く評価されています。
実際に、有給の平均取得日数を見てみても、2018年で平均15.9日と高水準を保っています。

ソニーが求める人材像とは?

ソニーが求める人物像を一言で言うと、創業者の理念である「自由闊達にして愉快なる理想工場」「実力本位、個人の能力を最大限に発揮」を実現できる人と言えるでしょう。

ソニーは、この理念を非常に大切にしています。
ソニーが理念を重視していることは、例えば、公式HPの「(ソニーは)強い意志と自主性・成長意欲を持った個性あふれる社員一人ひとりに寄り添うことを大切にしており」という文言や、年功序列出なく実力主義に基づく給料体系をとっていること、学歴不問採用を実施していることからも見て取れます。

「自由闊達にして愉快なる理想工場」の実現のためには、これまでの固定概念や常識を破り、新しいことにチャレンジするような人材が求められます。特に技術の変化の現代においては、時代や世の中の動きへ柔軟に対応できる人物が望ましいでしょう。

「実力本位、個人の能力を最大限に発揮」を満たすためには、具体的にやりたいことや実現したい未来像など、目的意識を持って仕事に取り組める人が望まれます。何かしらの分野において高い専門性を持っている人は、具体的に「自分がソニーにおいて実現したいこと」を示せるため有利に働くでしょう。

ちなみに、ソニー公式HPの「ソニーが社員に求めること」という項目では、以下が明示されています。

■ 夢と好奇心で未来を開拓し、人々の心を動かす
■ 多様性を活かし、ベストなものを飽くことなく追求
■ ソニーの持続可能性のために、倫理的で責任ある行動を体現し、ソニーブランドへの信頼に応える
■ エンタテインメント、エレクトロニクス、DTCサービスの 多岐にわたる事業機会を生かすために独自性を発揮する

この項目を見ても、未来の社会のために自主的に動けるような人物が求められていることが分かります。
面接においては、「自分は自主的に動ける人間である」ことを自分の言葉で語り、■具体的エピソードとともに表現しましょう。

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まとめ

ここまで、ソニーの年収や昇給システム、求める人物像や働き方について見てきました。
ソニーは、年功序列ではなく実力主義により昇給する制度をとっている企業で、独自の等級制度「ジョブグレード制」に基づき給与やボーナスが決定されます。

この給与制度からも推測できる通り、ソニーでは創業者の理念として「実力本位、個人の能力を最大限に発揮」ということが掲げられています。また併せて「自由闊達にして愉快なる理想工場」の実現という理念もあります。
つまり、ソニーへの転職を考える人は、「ソニーでやりたい具体的な仕事、実現したいことがあり、自由な発想で目的意識を持って仕事に取り組める人」である必要があります。

ソニーに転職を考えた際には、まずは情報収集が何より大切になります。
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