オービックの平均年収は高い？30代でいくらまで上がるのかご紹介！

オービックはシステムインテグレーターとして、ネットワークの構築・システム開発・運用サポート、顧客のニーズに合わせたカスタマイズなどを一貫して、自社で行っているSIer企業です。

会計ソフト「勘定奉行」は、子会社のオービックコンサルタントの製品であり、企業規模に合わせた様々な製品をグループ全体で開発・販売しています。

このようなオービックに転職するために必要なことは何なのでしょうか。

この記事では、オービックの平均年収や労働環境、福利厚生など転職に必要な情報をご紹介します。

オービックの年収は低い？平均年収について

オービックの平均年収を最新の有価証券報告書から調べると、オービックの2020年度の平均年収は933万円、平均勤続年数13.5年でした。

国税庁が令和元年に行った、民間給与実態統計調査で、オービックの業種である、情報通信業の平均年収を調べると599万円です。
オービックの年収は、この平均年収を1.6倍と業界平均を上回っており、同調査によると国内の全産業の平均年収は436万円であることから、国内平均年収と比較すると、2.1倍もの高収入になります。

昇給は年1回、賞与は年2回支給されます。口コミなどを調べると、賞与は4か月分前後支給されるようです。

オービックは実力主義の昇進・昇給制度で業績を残すと、年次に関係なく昇進・昇給が可能となるようです。

オービックの職種・役職・年代別の平均年収

職種・役職・年代、それぞれの平均年収をOpenWorkやdoda、その他のサイトを調べ、平均年収を算出しました。

職種別の平均年収

職種別の年収は以下のようになります。

職種			平均年収
営業職			690万円
技術職			610万円
事務職			450万円

事務職者の年収が他の職種と比べて、低くなっているのは、手当や評価制度のためと考えられます。

オービックの昇給は業績によるので、営業職や技術職は業績が数字として分かりやすいのに対し、事務職は評価がされにくい・基本給もそこまで上がらないとのことなので、こちらも理由と考えられます。

役職別の平均年収

役職			平均年収
課長代理			950万円
課長			1,250万円
部長			1,480万円

課長代理の年収は、平均年収と大差はありませんが、課長職から年収が上がります。
先述したように、オービックは実力主義のため、年次に関係なく結果を残すことで、早ければ20代後半から30代前半で課長職への昇進が可能です。

役職者には求められる結果も高いものが求められると考えられますが、それに見合った報酬が支払われるようです。

年代別の平均年収

年代別の平均年収を以下のようにまとめました。

年代	平均年収	doda調べ
20代	420～670万円	348万円
30代	750～810万円	444万円
40代	880～950万円	510万円
50代	970～1,000万円	613万円

doda調べの年代別平均年収と比べて、各年代全てにおいて、オービックは上回っています。

繰り返しになりますが、オービックは、年功序列の昇給は行われません。
基本給の昇給はあまりないため、上記の表のような年収を得るには、役職や年次に見合った業績が必要です。

オービックの年収の推移（2016〜2020年）

オービックの年収の推移を過去5年間（2016年～2020年）まで遡り、表にまとめました。

年度	売上高	平均年収	勤続年数
2016年	614億円	851万円	13.1年
2017年	668億円	877万円	13.2年
2018年	741億円	901万円	13.5年
2019年	804億円	921万円	13.5年
2020年	838億円	933万円	13.5年
平均	1兆8,034億円	897万円	13.4年

オービックの平均年収は、過去5年で82万円上がっています。

オービックの自社開発製品の統合業務ソフトウェア「OBIC7」は1997年に販売が開始されてから、これまでに累計2万社を超える企業に導入されています。

オービックの製品は、業界・規模に関係なく、多くの企業が事業を行う上で必要不可欠であるため、売上高・年収ともに今後も上昇し続けると考えられるでしょう。

オービックは30代でどのくらいまで年収が上がる？

年代別の平均年収をご紹介した際、30代の平均年収は750～810万円とご紹介しましたが、こちらは平均であるため、個人差があります。

ご紹介したように、オービックは実力主義の会社で業績さえ残せば、年次に関係なく昇進・昇給が可能です。

業績によっては役職に就かなくても20代で年収1,000万円を得ている方もいるようで、営業職だとインセンティブ給が就くため、基本給とは別に営業インセンティブ給が、月最高で10万円ほど付くようです。

30代で部長職へ昇進された方もいるため、業績次第で30代で1,500万円か、それ以上の年収も不可能ではないでしょう。

オービックの将来性は？年収も上がっていく？

2016年から2020年の売上高・年収の推移でご確認いただいたように、オービックは毎年、売上高・年収が前年を上回っています。

この5年間だけでなく、オービックは2020年度まで27期連続で営業利益の増益を更新しています。

2020年度の営業利益率は57.3％となっており、オービックの業種、情報通信業の営業利益率の平均は5％前後と言われていることから、オービックの営業利益率の高さが分かります。

さらに自己資本比率は30％以上で経営が安定していると言われる中、オービックは2020年度最新で89.2％と経営が非常に安定しています。

これらのことから、企業としての将来性と平均収入の上昇、どちらも今後も期待ができるでしょう。

オービックは初任給も高い？地区によって異なる？

平均年収が高いオービックですが、初任給から高いのでしょうか。
こちらについて調べました。

オービックの初任給は、下記のようになります。

・初任給：265,000円（関東地区）
255,000円（その他の地域）

※上記金額に皆勤手当5,000円、職務手当5,000円込。

物価が考慮されているのか、関東地区のみ基本給額が10,000円、その他の地域より割増となっています。

通常、初任給の金額は学歴によって異なりますが、オービックでは大卒・修士了どちらも上記の金額が初任給として支給されます。

厚労省の最新の調査では、修士了の初任給平均額は238,900円、大卒初任給210,200円であり、オービックの初任給は平均額を上回っています。

大卒初年度の年収は、250万円前後と言われていることから、オービックは関東地区・その他の地域のどちらも賞与がなくても、初年度の年収は300万円以上が確実であるため、初任給から高めの設定がされているようです。

【激務？】オービックの労働環境や福利厚生について

年収が高いことで、「激務だったり、労働環境が厳しかったりするのでは？」と考える方もいるのではないでしょうか。では、実際にはどうなのでしょうか。

オービックの労働環境は？

仕事量は多く、残業が必要な場合も多いようですが、ここ数年で改善が進んでいるようです。
土日祝は休みで、有休休暇取得率は2020年最新で65.9％と比較的、取得しやすく、育児休業からの復職率は98.3％です。

効率の良い働き方が必要となりますが、オービックは比較的、ワークライフバランスが取りやすい環境であるようです。

若手を育てる企業文化があり、人間関係も悪くないと口コミにあります。
結束力・チームワークは高いと言われており、仕事量は多いものの、見合った報酬が得られることから労働環境は恵まれていると言えるでしょう。

オービックの福利厚生は充実している？

福利厚生・休暇制度は、下記の表にまとめています。

休日・休暇制度			完全週休二日制、GW、夏季・年末年始、年次有給休暇、慶弔休暇、産休制度、育休制度、看護・介護休暇等
育児・介護			時短勤務制度、テレワーク等
財産形成・共済制度			財形貯蓄、社員持株制度、退職金制度
諸手当			超過勤務手当、通勤手当、皆勤手当、職務手当、住宅手当、家族手当、役職手当等
各種保険			健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
その他			独身寮、選択型福利厚生サービス、各種研修制度