広告代理店ADKの平均年収は大手広告代理店の中で低い?職種・役職の給与や社風を解説!

ADKは、旭通信社と第一企画の合併により誕生した、業界トップクラスの広告代理店です。高い業界シェアと温和な社風で、転職先としても高い人気を誇っています。

本記事では、ADKの年収や福利厚生、社風などの様々な情報をご紹介。ADKへの転職をお考えの方に向けた情報をお届けします。

ADKの平均年収

2016年の株式会社ADKホールディングス有価証券報告書によると、ADKの平均年収は757万円。平均勤続年数は13.9年でした。

国税庁の令和元年民間給与実態統計調査によれば、国内の平均年収は436万円です。ADKの平均年収はその約1.7倍の水準となっています。

年収が高い理由として、電通や博報堂に次いで業界でもトップクラスの広告代理店であることが挙げられます

 

ADKの職種・役職・年代別の平均年収

ADKの年収を職種・役職・年代・学歴別に比較して分析します。

職種・役職・年代別平均年収では、参考として株式会社ADKマーケティング・ソリューションズの年収データ使用しています。学歴別の初任給に関しては、株式会社ADKホールディングスのデータです。

ここでは、「OpenWork」を参考に各項目の平均年収を推定していきます。

職種別の平均年収

ADKの職種は、営業やプランナー、マーケティングなどがあります。主な職種別の平均年収は以下の通りです。

職種 平均年収
営業職 675万円
プランナー職 713万円
マーケティング職 656万円

年収に関して、職種による大きな差は見られませんが、激務度に関しては多少の差があるようです。営業の場合クライアント優先で動くことが多いため、プライベートとの調整がしにくいという口コミもありました。

役職別の平均年収

役職別の平均年収を見ていきましょう。ADKの役職別平均年収は以下の通りです。

役職 平均年収
一般社員 445万円
主任 738万円
副部長 900万円
部長 1,038万円

ADKではグレード制を導入しており、グレードにより給与が上がる仕組みとなっています。

4年目までは残業代が青天井でつくので稼げるものの、4年目以降は年俸制となりみなし残業代がつく形になるため、そのタイミングで転職を考える方も多いようです。

また、評価制度に関してもやや不透明な部分があり、不満の声も見られました。査定が評価者との関係に大きく依存するため、そういった環境が苦にならない人が向いていると言えるでしょう。

年代別の平均年収

年代別の平均年収をご紹介します。

年代 ADKの平均年収 doda調べ業界平均年収
25歳 470万円 282~406万円
30歳 640万円 325~346万円
35歳 728万円 316~375万円
40歳 778万円 392~482万円
45歳 829万円 509~520万円
50歳 883万円 373~667万円

ADKでは年功序列の色があまり強くないとは言え、やはり年代に応じて年収が変化していることがわかります。人によっては、40代~50代にかけて年収が1,000万円を超える場合もあるようです。

また、doda調べのインターネット・広告・メディア業界社員の年収統計情報と比較すると、どの年代においても業界平均を上回る水準であることがわかります。

学歴別の初任給

学歴別の初任給を見ていきましょう。ここでは、修士修了、学部卒の初任給を比較します。

学歴 初任基本給
修士修了 月給25万7,000円
学部卒 月給25万2,400円

ADKの初任給は学歴別に分類されています。大卒と院卒では、ほとんど差がないことがわかります。

ADKと競合広告代理店との平均年収比較

ADKの年収を競合広告代理店と比較して見ていきます。今回は、同業大手の電通、博報堂、サイバーエージェントと比較を行いました。

ここでは各社の有価証券報告書のデータを使用しています。

企業名 売上高(百万円) 平均年収(万円)
ADK 352,671 757万円
電通 4,498,216 1,342万円
博報堂 1,297,947 1,090万円
サイバーエージェント 478,566 734万円

ADKの年収を競合広告代理店と比較して見ていきます。今回は、同業大手の電通、博報堂、サイバーエージェントと比較を行いました。

ここでは各社の有価証券報告書のデータを使用しています。

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ADKの福利厚生と休暇制度

ADKの福利厚生と休暇制度についてご紹介します。

休日 完全週休2日制(土・日)、国民の祝日、夏期・年末年始休暇、年次有給休暇、育児・介護休業制度ほか
諸手当 超過勤務手当、通勤費全額支給
保険・資産形成支援制度 社会保険完備、各種年金、住宅資金等各種社内融資、財形貯蓄制度
その他 フレックスタイム制、ノー残業デー、在宅勤務制度、ラフォーレ倶楽部他各種契約施設、会員制スポーツ施設

ADKでは、上記のような福利厚生が充実しています。

育休や産休が取得しやすいという口コミもあったため、比較的女性も働きやすい環境であると言えるでしょう。

また、在宅勤務やフレックスタイム制など、働き方をカスタマイズできる制度も整っています。部署や時期にもよりますが、プライベートに合わせて調整することも可能のようです。

ADKはヤバい?激務度や社風について

ADKの社風

ADKの社風は、一言で表すと”温和”であると言えます。

ADKは元々旭通信社と第一企画が合併してできた会社ですが、派閥での抗争などは少なく、バチバチとした雰囲気ではないようです。

若手社員に対してもチャレンジの機会を与えるなど、挑戦しやすい風土が根付いています。社内の風通しが良いという口コミも多く見られました。

また、中途入社の社員も多く、年次よりも実力が重視されるため、中途社員にとってもやりやすい環境であると言えます。

ADKの激務度は高い?

ADKは激務であると度々噂されますが、近年の働き方改革によりかなり改善された部分もあるようです。

例えば、残業時間は厳しく管理されているほか、在宅勤務の普及も大きな変化の1つです。休暇に関しては、計画年休で取得できる一方で、計画年休以外はあまり取得できなかったという口コミもありました。

前提として、ADKでは仕事好きな社員が多いことは事実のため、プライベートの時間でも仕事のことを考えるのが苦にならない方に向いているでしょう。

ADKに転職する上で知っておきたいこと

ADKへの転職難易度

ADKへの転職難易度は非常に高いと言えます。

先述の通り、ADKでは中途採用が積極的に行われていますが、温和な社風あってか人気が高いことも事実です。

加えて、ADKの中途採用ではどのポジションであってもハイスキルや経験が求められます。そのため、広告業界未経験の場合はかなり不利になってしまう可能性があります。

また、ADKの中途採用はスキルや経験に加え、人柄やコミュニケーション能力などにより総合的に判断されます。パーソナリティがADKの風土とマッチするかどうかも重要なポイントとなるのです。

ADKに転職するため必要なスキルとは?

ADKの中途採用への応募には、高いスキルや業務経験が必要です。

例えば、コミュニケーションプランナーの応募条件は以下の通りです。

【経験】
下記の全てを網羅していなくとも良いが、複数経験していることが望ましい
■ デジタル/ソーシャル施策企画立案・運用経験
■ デジタルコンテンツ企画・製作・運用経験
■ デジタルオウンドコンテンツの企画・製作・運用経験
■ デジタルメディア広告のプランニング・バイイングなど運用経験
■ マスメディア広告のプランニングやPDCA経験
【要望】
案件対応では、他部署・外部協力会社・メディア企業との折衝や協業が不可欠なので、高いコミュニケーション能力を期待します。また、新しいチャレンジを期待されている部署なので、過去の経験や枠にとらわれないチャレンジスピリット・向上心などのポジティブな発想をお持ちの方を望みます。

このように、ADKの中途採用では即戦力が求められており、候補者に期待されるレベルも非常に高いです。また、経験に加えコミュニケーション力やチャレンジ精神など、人間性の部分も併せて問われます。

ADKの採用フローは?

ADKの中途採用では、下記の流れで選考が行われます。

エントリー・書類選考 → 1次・2次面接・適性検査 → 最終面接 → 内定

ADKの面接は、候補者1名に対し複数名の面接官で行われます。志望動機や前職についてなど基本的なものから、人間性を問うものまで多岐にわたります。

特に、「広告代理店トップ2である電通や博報堂ではなく、なぜADKなのか」という部分は重視されるため、自分なりの回答を用意しておくとよいでしょう。

ADKが求める人材像

ADKグループでは、社会的存在意義として「すべての人に 『歓びの体験』を。」を掲げ、社員含む全てのステークホルダーの体験をデザインし、歓びをもたらす存在となることを目指しています。

さらに、中長期的な事業ビジョンとしては「顧客を資本と考える・顧客体験創造会社」を設定し、歓びの体験を顧客に提供し続け、着実に顧客のビジネス成果に貢献することをモットーとしています。

したがって、顧客のことを第一に考える誠実さや、常に成果を追い求めるストイックさ、様々なステークホルダーとコミュニケーションをとりながら推進できる力が求められていると言えるでしょう。

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まとめ

ここまで、ADKの年収や福利厚生など、転職活動にあたって押さえておくべき情報を紹介しました。

高い業界シェアと安定した業績で、転職先としても高い人気を誇るADKですが、転職希望者には極めて高いスキルが求められるため、転職難易度が非常に高いことも事実です。

ADKで働きたい方は、まずは転職の正しい情報を知ることが重要です。CareerTreeに登録することで、最新のADKへの転職に関するデータを収集できます。最新の転職事情について知ることで、具体的な面接対策を行うことができるでしょう。

CareerTreeを活用しながら、ADKへの転職活動を進めてみてください。

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