マーサージャパン株式会社は、1945年にカナダで設立された、44カ国以上約180都市に約23,000名以上のスタッフを擁する世界最大級の組織人事マネジメントコンサルティングファームです。
本記事では、マーサージャパンの年収や福利厚生、社風などの様々な情報をご紹介します。
マーサージャパンへの転職をお考えの方に向けた情報をお届けします。
マーサージャパンの平均年収
Openworkによると、マーサージャパンの平均年収は927万円です。
国税庁の令和元年民間給与実態統計調査によれば、国内の平均年収は436万円です。マーサージャパンの平均年収はその約2.1倍の高水準となっています。
平均年収が高い理由として、マーサージャパンの長期雇用を前提とした人事制度が挙げられます。
マーサージャパンでは、「Invest in Best People」という方針のもと、成果を出した社員が適切に評価される仕組みが整っています。
マーサージャパンの役職別年収、採用大学
マーサージャパンの役職別年収、採用大学を見ていきましょう。
ここでは、「OpenWork」のデータを参考に各項目の平均年収を推定しています。
マーサージャパンの役職別の平均年収
マーサージャパンの役職別の平均年収です。
役職 | 平均年収 | ||||
---|---|---|---|---|---|
スタッフ | 500〜900万円 | ||||
マネージャー | 800〜1,300万円 | ||||
シニアマネージャー | 1,200〜1,800万円 | ||||
プリンシパル | 1,700〜3,000万円 |
マーサージャパンでは、スタッフ、マネジャー、シニアマネジャー、プリンシパルの順で役職が上がっていきます。
マーサージャパンの給与制度は年俸制を導入しており、年俸とボーナスで年収が決定します。
残業代に関しては、非管理職までは残業代が支給されますが、管理職になるとみなし残業代が支払われる裁量労働制となります。
評価制度に関しては、毎年全社と各部門における目標と個人目標を設定し、四半期ごとに上司と達成度合い進捗の確認を行う仕組みになっています。
マーサージャパンの採用実績大学
学歴についてです。マーサージャパンの採用実績校は以下の通りです。
<大学> 東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、慶応義塾大学、カリフォルニア大学、ミシガン大学 ほか
数々の名門大学が名を連ねていることから、マーサージャパンでは学歴もかなり重視されることがわかります。また、海外の大学・大学院を卒業している方も多いようです。
マーサージャパンと競合コンサルティングファームとの役職別年収比較
マーサージャパンと競合コンサルとの年収を役職別で比較していきます。今回は、同業大手のコーン・フェリー・ジャパンとタワーズワトソンと比較を行いました。
役職はそれぞれコンサルタント、マネージャー、プリンシパルで比較します。
企業名 | コンサルタント年収 | マネージャー年収 | プリンシパル年収 |
マーサージャパン | 500〜900万円 (スタッフ) |
800~1,300万円 | 1,700~3,000万 |
コーン・フェリー・ジャパン | 500~800万円 (アナリスト) |
600~1,300万円 | 1,100~2,000万円 |
タワーズワトソン | 550〜800万円 (アソシエイトコンサル) |
700〜1,000万円 | 1,300〜2,000万円 |
マーサージャパンの平均年収は、コーン・フェリー・ジャパン、タワーズワトソンと比較するとやや高めであることが分かります。
マーサージャパンは人事コンサルティングファームであり、戦略系のコンサルティングファームに比べると年収水準は劣るという声は多いですが、人事コンサル業界ではトップクラスの水準です。
評価制度に関しては不透明であるという不満の声も見られましたが、適切な評価であるという声もあり、賛否両論のようです。
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マーサージャパンは激務?激務度や社風について
マーサージャパンの社風
マーサージャパンの社風は、自由で風通しが良いと言えます。
長期雇用を前提とした人事制度があるということもあり、シニア層には在籍年数のかなり長いベテランが多いようです。一方で、若年層は2~3年ほどですぐに辞めてしまう人も多く二極化しているという口コミもありました。
また、コンサル業界の中では比較的ソフトな人が多くアットホームな雰囲気も特徴の1つです。ただし、会社全体で成長を最も重視しているのも事実で、社員は価値創造を第一に考えて仕事に取り組んでいます。
マーサージャパンの激務度は高い?
結論、マーサージャパンの激務度は業界内では平均的であると言えます。
Openworkによると、マーサージャパンの労働環境は月間平均残業時間は42.9時間、有給休暇取得率は57.9%です。コンサルティング・シンクタンク業界平均はそれぞれ45.3時間、58.5%なので、マーサージャパンは残業時間・有給取得率ともに業界平均と同程度となっています。
近年ではリモートワークもすすんでおり、プライベートと調整しながら働けるという声もありました。ただし、プロジェクト単位で動くため、時期によっては深夜まで残業になる日もあるようです。
女性の働き方に関しては、女性の比率も高く活躍している女性社員も多いという口コミが見られました。性別による区別はなくフラットで働きやすい環境であると言えます。
マーサージャパンの強みと特徴
マーサージャパンの強みは、組織・人事のあらゆる課題にフルラインで対応できる幅広いサービスと、世界44か国・185都市における壮大なネットワークです。
マーサージャパンは、人事コンサルティングファームでありながらも戦略的な視点からのコンサルティングを強化しているのが特徴です。組織・人事戦略の立案から具体的な解決策の提案まで、一貫したサポートが可能です。
また、全世界44か国以上における広いネットワークから得た、膨大な人事情報も強みの1つです。特にグローバル案件を得意とし、他社との差別化を図っています。
マーサージャパンの転職難易度
マーサージャパンの難易度は高い?
理由としては、コンサルティングや人事戦略などの実務経験や、高い英語力が必須になることが挙げられます。
また、人事コンサル業界ではトップクラスの知名度とシェアを誇る人気企業のため、倍率が高いのも事実です。
マーサージャパンの求める人物像
マーサージャパンが掲げるビジネスの目的は“Welcome to brighter”です。
マーサージャパンでは、EQとIQを組み合わせて、グローバル競争を生き抜くクライアント企業により良い未来を届けることがミッションです。
そのため、マーサージャパンでは1人1人がプロ意識をもち、コアスキルと専門性を活かして、グローバルに活躍できる人材が求められています。
マーサージャパンの選考フロー
マーサージャパンの中途採用における選考フローは以下の通りです。
応募→書類選考 → 面接(複数回)・筆記試験など → 内定
履歴書や職務経歴書は和文・英文両方が必要となります。職種によっては、志望理由書などが必要になる場合もあるようです。
面接の回数は公表されていませんが、2~3回程度であるという口コミが見られました。ケース面接や英語面接があったという声も見られたので、事前に対策する必要がありそうです。
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また、CareerTreeでは、マーサージャパンの転職情報を収集できるだけでなく、今働いている企業を起点とした転職データを見ることができます。例えば「現在の勤め先からマーサージャパンに転職した人はいるのか」「マーサージャパンへ転職した人は、他にどのような企業を受けたのか」という情報も見ることが可能です。
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まとめ
ここまで、マーサージャパンの年収や福利厚生など、転職活動にあたって押さえておくべき情報を紹介しました。
高い業界シェアと安定した業績で、転職先としても高い人気を誇るマーサージャパンですが、転職希望者には極めて高いスキルが求められるため、転職難易度が非常に高いことも事実です。
マーサージャパンで働きたい方は、まずは転職の正しい情報を知ることが重要です。CareerTreeに登録することで、最新のマーサージャパンへの転職に関するデータを収集できます。最新の転職事情について知ることで、具体的な面接対策を行うことができるでしょう。
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