東京電力の年収は低い?年度別の推移や転職方法についても解説!

24時間365日途切れることなく電気を届け、関東圏のインフラを支え続ける東京電力。高い知名度と安定した年収から、転職先としての人気も高い企業のひとつです。

この記事では、東京電力について、年収や福利厚生、社風や残業、ボーナス制度などについて解説していきます。また、東京電力への転職を希望する人へ向けて、効率的な転職情報の収集方法についても紹介します。

東京電力の平均年収

まず、東京電力の平均年収について紹介します。なお「東京電力」の名が付く企業は複数ありますが、この記事では「東京電力ホールディングス株式会社」についての年収や転職情報について扱います。

東京電力ホールディングス株式会社の平均年収は、2019年度の有価証券報告書を参照すると「812万円」となっています。この年収は、他の企業と比較しても高待遇と言えるでしょう。
具体的には他社と比較してどれだけ高いのでしょうか。転職サイト「doda」のデータによると、2020年度の電力・ガス・石油・新エネルギー業界の平均年収は「431万円」です。東京電力の平均年収は、同業他社の平均よりも2倍近く高いということがわかります。

東京電力の年収の推移

次は、東京電力の年収推移について見てみましょう。以下の表は、過去5年間の東京電力の平均年収です。

年度 平均年収
2019年 812万円
2018年 806万円
2017年 802万円
2016年 822万円
2015年 733万円

2016年以降は800万円台前半を推移しており、安定して高い平均年収であることがわかります。最も低い2015年でも「733万円」であり、最高額の2016年「822万円」との差額は100万円にも満たず、やはり安定していると言えるでしょう。

東京電力の職種・役職・年代別の平均年収

東京電力の職種・役職・年代別の平均年収をまとめました。

職種別の平均年収

まずは職種別の年収についてです。新卒採用のHPを参照すると、東京電力の職種は大きく事務系・技術系の2つに分けられます。また、東京電力で実際に勤務経験のある人の口コミが集まるサイト「OpenWork」を参照すると、それぞれの区分における平均年収は、以下のようになっています。

職種 平均年収
事務系 580万円程度
技術系 640万円程度

技術系職の方がやや平均年収が高いことがわかります。しかし、東京電力の年収は職種よりも年齢や実力で決まる部分が大きいです。

役職別の平均年収

東京電力では、基本的に年功序列で昇給していくようです。 30代半ばまでは年収に差がつくことはほとんどなく、また業績を評価する明確な指標がないという声も見られました。役職ごとの年収を見ていくと、主任で「700〜750万円」、係長で「750〜850万円」、課長以上で「1000万円以上」が目安となるようです。

なお、東京電力では東日本大震災後、給与が20%カットとなっているようです。年俸制の月割換算で支払われ、基本級・勤務級(勤続年数)・ライフサイクル手当(勤務地別の手当)にて構成されます。

年代別の平均年収

年代別の年収について、まとめました。ここでは、勤続年数に応じた年収の例を紹介します。

勤続年数 年収目安
勤続3年未満 事務:480万円
技術:430万円
SE:280万円
勤続3〜5年 企画:420万円
広報:350万円
技術:500万円
勤続5〜10年 事務:500万円
保全:650万円
研究:470万円
勤続10年以上 企画:1,000万円
保全:1,140万円
技術:700万円

職種によって年収に違いがありますが、基本的には勤続年数が長いほど、年収も上がっていく傾向となっています。

東京電力と競合他社との平均年収比較

次は、東京電力の競合他社にあたる関西電力・九州電力との平均年収を比較します。なお、3社全ての平均年収は2019年度の有価証券報告書を参考にしています。

企業名 平均年収
東京電力 812万円
関西電力 792万円
九州電力 777万円

表を見ると、競合他社と比較しても東京電力の年収が、最も高額であることがわかります。

東京電力のボーナスや賞与制度は?

次は、東京電力のボーナス・賞与制度についてまとめました。

東京電力では、2011年3月11日の東日本大震災後、ボーナスの支給が停止されています。また、給与は年俸制となっており「基本年俸」と「個人業績年俸」によって構成された年収が、月割りとなって支払われる仕組みとなっています。ただし、ボーナスの支給はありませんが「賞与相当額を薄く、基本級に加算して支給している」という意見もありました。

また、年俸制とはいえ、時間外労働や夜勤については、別途手当が出されるようです。

東京電力の福利厚生や休暇制度について

続いては、東京電力の福利厚生と休暇制度について紹介します。

休暇について

まずは休暇制度について見てみましょう。東京電力では、以下が休暇として定められています。

■ 完全週休2日制(土・日)
■ 国民の祝日
■ 年末年始
■ 普通休暇(1年目:年15日、2年目から: 年20日)
■ 結婚休暇(特別休暇として7日)
■ 出産休暇(女性社員:産前6週間・多胎妊娠の場合14週、産後8週間。男性社員:配偶者の出産に合わせ出産前後5日間)
■ 介護休暇(年5日)
■ 子の看護休暇(年5日)
■ ボランティア休暇(社会福祉活動などの地域社会交流活動などで年5日)
■ リフレッシュ休暇(勤務10年、20年、30年に5日)
■ 育児休職(子が3歳に達する年度の年度末まで)
■ 介護休職(3年間)

家庭との両立がしやすい制度が整っていることがわかります。

また、特に普通休暇については取得しやすく、「有給はとにかくいつでも取れる」「仕事がなければ『明日休みます』と言っても許される」という好意的な意見が多く見られました。また、労働時間の目標も設定されており、残業時間も少なく「ワークライフバランスが取りやすい」との声が多くあります。

福利厚生制度について

次は福利厚生制度についてです。東京電力の公式採用HPを見ると、以下の項目が記載されています。

■ カフェテリアプラン(自己啓発や健康、子育て、介護、結婚など、さまざまなライフスタイルを幅広くカバーするメニューから選択可能な福利厚生)
■ 時間外手当、作業手当
■ 雇用保険、労災保険、健康保険、介護保険、厚生年金保険

特徴的な手当としては勤務地に応じて支給される「ライフサイクル手当」があります。これは家族を持ち、配偶者または子を不要とする場合は、3万円程度、子の数に応じて9,000円程度追加で支給されるようです。もう1つの独自の手当として、「能率手当」があります。これは、時間外労働時間が少なければ支給され、45時間を超えると支給はなしとのことです。

住宅補助についても充実しており、45歳までは社宅を利用できるほか、家を借りる場合は家賃の8割までが会社負担となるようです。

東京電力に転職するには?

ここでは、東京電力に転職するために知っておきたい情報について紹介します。

東京電力への転職難易度

東京電力への転職は高いと言えるでしょう。その理由は、キャリア採用の募集がそもそも少なく、また中途者は、即戦力となるような高い能力や経験を持った人物が求められているためです。

具体的に、2021年4月時点で東京電力グループにて募集されている職種はわずか11のみです。ちなみに、以下すべての東京電力のグループ企業のキャリア採用は、東京電力ホールディングス株式会社が窓口となり、各社と合同で募集・選考を実施しています。

■ 東京電力フュエル&パワー株式会社
■ 東京電力パワーグリッド株式会社
■ 東京電力エナジーパートナー株式会社
■ 東京電力リニューアブルパワー株式会社

また、キャリア採用では、各社への転籍がありうることを前提とした募集となります。

続いては、実際に2021年4月時点で募集されている職種の応募条件を見てみましょう。東京電力ホールディングス株式会社の「蓄電池システム開発」というポジションの応募条件は以下の通りとなっています。

■ パワーエレクトロニクス機器の開発およびシステム構築の知見を有すること
■ 蓄電池の制御、特性評価の知見を有すること
■ 新しい事業企画や組成への意欲を有すること

特定の分野における意欲や知識が求められていることがわかります。

事務系職種についても見ていきましょう。同じく、2021年4月時点で募集されている「ソリューション事業の推進および新サービスの企画・開発」の応募条件です。なお、このポジションは、東京電力エナジーパートナー株式会社としての募集となります。

■ エネルギー業界に詳しく、特に省エネルギー(省力・省人・節水等)に深い知見を有する人財
■ 多様な業種業態で法人営業経験がある営業プロフェッショナルな人財
■ コンサルティング経験を有する人財
■ プロジェクトマネジメント経験を有する人財

深い知識に加え、当該業務で必要となる業務経験も求められていることがわかります。

募集人数が少なく、また応募条件をクリアすることが簡単ではないことから、東京電力への転職難易度は高いと予想できます。

東京電力が求める人材像

ここでは、東京電力が求める人材像について、公式採用HPから探ってみましょう。「求める人財像」というページには、執行役員の労務人事室長により、「東京電力は『自律心』『情熱』『多様性』を持つ人財を求めます」と記載されています。

具体的には、「自律心」とは、会社やチームの目標や課題に対して、自らの仕事や役割の中でどう貢献するかを考えられることを指すとのことです。

「情熱」とは、「同じ能力を持った人が同じ問題にぶつかった際に、成否を左右するのは情熱だ」という考えに基づき、目的に向けて熱い思いを持ち、誠実な熱意を持って考え行動できる人を指します。

「多様性」とは、急激な環境変化に即応して柔軟に対応し、多様化するニーズを察知し最適な解決策を提供していけるような多様で柔軟な思考のことだそうです。

東京電力への転職面接の際には、前職での経験や自分の能力を、これらの要素に絡めて伝えることが有効だと考えられます。

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圧倒的な知名度を誇る東京電力は、転職先としても人気企業のひとつであり、また中途者の募集数は多くなく、応募条件として高いハードルが設けられているため、転職は簡単ではありません。

東京電力への転職を成功させたいという人が行うべき事としては、転職に関する正確な新しい情報を常に把握しておくことでしょう。例えば、実際に東京電力へ転職した人の実例データを見ることで、最新の中途採用情報を知って効率的な対策をすることができます。

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まとめ

ここまで、東京電力の年収やボーナス、福利厚生、転職活動の情報について紹介してきました。

高い知名度と年収で転職先としても人気のある東京電力は、キャリア採用の募集ポジションは限られており、また応募するためには深い知識や経験が求められているため、転職は簡単ではありません。

東京電力で働きたい人は、まずは転職に関する正しい情報を知ることが重要です。Career Treeに登録すると、最新の東京電力への転職に関するデータを収集できます。実際のデータを見ることで、どのような対策をすべきかも見えてくるでしょう。加えてCareer Treeでは、今勤めている会社からはどんな企業に転職した人が多いのか、東京電力の転職において注意すべきことまで、様々な情報を知ることができます。

Career Treeを活用しながら、東京電力への転職活動を進めてみてください。

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