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有効求人倍率の推移:最新2026年8月は1.18倍【毎月更新】
結論
有効求人倍率は1.18倍(2026年8月、季節調整値。厚生労働省「一般職業紹介状況」2026年10月2日公表)。前月と同じ水準で、新規求人倍率は2.06倍、正社員有効求人倍率は1.00倍。
想定読者25〜45歳・いま転職活動を始めるべきか、求人の多さを数字で確かめたい人(職種を問わず)
有効求人倍率は1.18倍(2026年8月、季節調整値。厚生労働省「一般職業紹介状況」2026年10月2日公表)。前月と同じ水準で、2026年に入ってからは1.17〜1.19倍の狭い範囲で動いている。新規求人倍率は2.06倍(前月比0.04ポイント低下)、正社員有効求人倍率は1.00倍(前月と同水準)。
このページは、厚生労働省が毎月末ごろに公表する「一般職業紹介状況」に合わせて数字を更新する。次の2026年9月分は10月末ごろに公表される見込み。
有効求人倍率の推移(直近13か月)
| 年月 | 有効求人倍率 | 新規求人倍率 |
|---|---|---|
| 2025年8月 | 1.21 | 2.15 |
| 2025年9月 | 1.20 | 2.13 |
| 2025年10月 | 1.19 | 2.12 |
| 2025年11月 | 1.19 | 2.14 |
| 2025年12月 | 1.20 | 2.14 |
| 2026年1月 | 1.18 | 2.11 |
| 2026年2月 | 1.19 | 2.10 |
| 2026年3月 | 1.18 | 2.15 |
| 2026年4月 | 1.18 | 2.11 |
| 2026年5月 | 1.17 | 2.11 |
| 2026年6月 | 1.18 | 2.16 |
| 2026年7月 | 1.18 | 2.10 |
| 2026年8月 | 1.18 | 2.06 |
いずれも季節調整値(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」)。2025年12月以前の値は、2026年1月分の公表時に新しい季節指数で改定されたもの。2025年8月の1.21倍から1年で0.03ポイント下がった。
年平均では3年続けて低下。求人が減り、求職者が増えている
年平均の有効求人倍率は、2023年1.31倍、2024年1.25倍、2025年1.22倍(厚生労働省「一般職業紹介状況」)。2026年は8月までの各月が1.17〜1.19倍で、2025年の年平均をさらに下回る水準で推移している。
2026年8月の月間有効求人数は222万7,740人(前年同月比1.1%減)、月間有効求職者数は192万4,184人(同1.2%増)(原数値、厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」)。求人がわずかに減り、求職者がわずかに増える組み合わせが倍率を押し下げている。
新規求人数は71万8,656人で前年同月比3.4%減(同)。産業別では製造業(3.9%増)と情報通信業(3.3%増)が増えた一方、宿泊業・飲食サービス業(11.1%減)、卸売業・小売業(10.2%減)、金融業・保険業(24.2%減)が減った。
有効求人倍率の読み方:1.18倍は何を意味するか
有効求人倍率は、ハローワークの月間有効求人数を月間有効求職者数で割った値。1.18倍は、求職者100人に対して求人が118件ある状態を指す。1倍を上回れば求人が求職者より多い。
ただし、この統計はハローワーク(公共職業安定所)で扱う求人と求職の集計で、転職サイトや人材紹介会社の求人は含まない。中途採用の実感とずれることがあるのはこのためだ。
正社員有効求人倍率(1.00倍)は、正社員の有効求人数を、パートタイムを除く常用の有効求職者数で割った値。分母に派遣や契約社員を希望する人も含むため、厳密な正社員の倍率より低めに出る(厚生労働省の注記)。
新規求人倍率(2.06倍)は、その月に新しく出た求人と新しく申し込んだ求職者の比で、有効求人倍率より先に動く。2026年8月は前月比0.04ポイントの低下で、2025年8月の2.15倍からは0.09ポイント下がった。
職業別の有効求人倍率:事務0.37倍、建設・採掘5.10倍
職業によって倍率の差は大きい(2026年8月、パート含む常用、原数値。厚生労働省「一般職業紹介状況」参考統計表)。
| 職業(大分類) | 有効求人倍率 |
|---|---|
| 管理的職業従事者 | 0.81 |
| 専門的・技術的職業従事者 | 1.73 |
| 事務従事者 | 0.37 |
| 販売従事者 | 1.85 |
| サービス職業従事者 | 2.63 |
| 保安職業従事者 | 6.99 |
| 生産工程従事者 | 1.60 |
| 輸送・機械運転従事者 | 2.08 |
| 建設・採掘従事者 | 5.10 |
| 運搬・清掃・包装等従事者 | 0.66 |
| 職業計 | 1.06 |
中分類では、建築・土木・測量技術者5.71倍、介護サービス職業従事者3.89倍に対し、一般事務従事者は0.29倍、情報処理・通信技術者は1.33倍(同)。一般事務は求人1件に対して求職者が3人以上いる計算になる。
原数値のため季節調整値の1.18倍とは一致しない(原数値の職業計は1.06倍)。職業間の差を見るための表として読む。
都道府県別:就業地別で福井1.72倍、大阪0.95倍
就業地別の有効求人倍率(季節調整値)は、最高が福井県1.72倍、最低が大阪府0.95倍。受理地別では最高が東京都1.70倍、最低が神奈川県0.83倍(2026年8月、厚生労働省「一般職業紹介状況」)。
受理地別は求人を受け付けたハローワークの所在地で数えるため、本社機能が集まる東京が高く出やすい。実際に働く場所の需給を見るなら就業地別を使う。
転職活動でこの数字をどう使うか
全体の倍率より、自分の職業の倍率を見る。事務従事者(0.37倍)と専門的・技術的職業従事者(1.73倍)では、同じ月でも応募の通りやすさが違う。
倍率は転職市場の「量」を示す数字で、年収の水準は別に確かめる必要がある。職種ごとの年収は職種別年収、企業ごとの平均年収は企業情報にまとめている。転職で年収が上がる人の割合は年齢別の実態、年収交渉の上げ幅の相場は年収交渉の相場を参照。
倍率が1倍を下回る職業から1倍を大きく上回る職業へ移るなら、求人票で使われる職種名に合わせて経験を整理し直す。たとえば一般事務(0.29倍)の経験でも、経理・人事・営業事務といった求人票の区分で言い換えられる部分がある。
出典・データの取り方
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)について」:2026年10月2日公表。有効求人倍率1.18倍(季節調整値、前月と同水準)、新規求人倍率2.06倍(前月比0.04ポイント低下)、正社員有効求人倍率1.00倍(前月と同水準)。就業地別 最高 福井県1.72倍・最低 大阪府0.95倍、受理地別 最高 東京都1.70倍・最低 神奈川県0.83倍
- 同 報道発表資料(PDF):月別の季節調整値(有効求人倍率 2025年8月1.21、9月1.20、10月1.19、11月1.19、12月1.20、2026年1月1.18、2月1.19、3月1.18、4月1.18、5月1.17、6月1.18、7月1.18、8月1.18。新規求人倍率 2.15、2.13、2.12、2.14、2.14、2.11、2.10、2.15、2.11、2.11、2.16、2.10、2.06)。年平均 2023年1.31、2024年1.25、2025年1.22。月間有効求人数2,227,740人(前年同月比1.1%減)、月間有効求職者数1,924,184人(同1.2%増)、新規求人数718,656人(同3.4%減)。産業別新規求人の前年同月比:製造業3.9%増、情報通信業3.3%増、宿泊業・飲食サービス業11.1%減、卸売業・小売業10.2%減、金融業・保険業24.2%減
- 同 参考統計表(PDF):参考統計表6 職業別有効求人倍率(2026年8月、パート含む常用、原数値):職業計1.06、管理的職業0.81、専門的・技術的職業1.73、事務0.37、販売1.85、サービス2.63、保安6.99、生産工程1.60、輸送・機械運転2.08、建設・採掘5.10、運搬・清掃・包装等0.66。中分類:建築・土木・測量技術者5.71、介護サービス職業3.89、一般事務0.29、情報処理・通信技術者1.33
| 2026年10月21日 | 初出(2026年8月分) |