日本M&Aセンターは、東証1部上場のM&A仲介会社です。好調な業績と高い年収から、転職希望者も多く人気な企業となっています。
本記事では、日本M&Aセンターの年収や福利厚生、社風などの様々な情報をご紹介します。
日本M&Aセンターへの転職をお考えの方に向けて、事前に知っておくべき情報をお届けします。
日本M&Aセンターの平均年収
日本M&Aセンターの平均年収が公表されている有価証券報告書から調べると、日本M&Aセンターの平均年収は約1,243万円、平均勤続年数は3.4年でした。
一方、国税庁の令和元年民間給与実態統計調査によれば、国内の平均年収は436万円です。
日本M&Aセンターの平均年収は、国内の平均年収と比較して2.85倍ほどの超高水準となっています。
日本上場企業の年収ランキングでも常に上位に位置し、日本M&Aセンターの年収が高いことは周知の事実であると言えるでしょう。
日本M&Aセンターの職種・役職・年代別の平均年収
日本M&Aセンターの平均年収を職種・役職・年代別に分けてまとめています。
こちらは、Open Workやdoda、その他、複数のサイトから平均年収を算出したため、実際の平均年収とは異なる可能性がありますので、参考程度にお考え下さい。
職種別の平均年収
日本M&Aセンターには、営業、M&Aコンサルタント、M&Aアドバイザーなどの職種があります。
M&Aコンサルタントはソーシング業務・提案・企業評価・マッチング・条件調整・クロージングなど、M&Aに関わる一切の業務を担当します。一方で、M&AアドバイザーはM&Aにおける一連のプロセスの実行・管理などのエグゼキューション・サポートを担当します。
職種別の平均年収は以下の通りです。
職種 | 平均年収 | ||||
---|---|---|---|---|---|
営業 | 1,297万円 | ||||
M&Aコンサルタント | 1,052万円 | ||||
M&Aアドバイザー | 800~1,200万円 |
日本M&Aセンターでは、職種によってベースの月給に加え成果に応じたインセンティブが支給されます。
その他、各種契約・成約に伴うインセンティブボーナスも支給され、成績トップ層ではなんと年収1億円に届く社員もいるようです。
ベースの給与はそこまで高くないですが、給与額に占めるインセンティブの割合が大きく、成績に応じた報酬が支払われるという特徴があります。
役職別の平均年収
次に、役職別の平均年収を見ていきましょう。日本M&Aセンターの役職別平均年収は以下の通りです。
役職 | 平均年収 | ||||
---|---|---|---|---|---|
一般社員 | 420~1,500万円 | ||||
係長 | 1,500~2,200万円 | ||||
課長 | 2,200万円~ | ||||
部長 | 3,500万円~ |
昇格・昇給に関する要件は開示されておらず、不明確な部分が多いようです。
しかし、平均勤続年数が短いことからもわかるように長く勤める社員が少ないため、
昇格による昇給よりも成果を出しインセンティブを獲得することに関心が強いと言えます。
年代別の平均年収
日本M&Aセンターの年代別平均年収を算出し、doda調べの年代別業界平均年収と比較しました。
年代 | 日本M&Aセンター平均年収 | doda調べ業界平均年収 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20代 | 418~1,063万円 | 361~458万円 | ||||||
30代 | 1,176~1,217万円 | 473~590万円 | ||||||
40代 | 1,363~1,540万円 | 489~812万円 | ||||||
50代 | 1,671~1,656万円 | 471~961万円 |
年功序列というよりも、完全な実力主義が浸透しているようです。成果をあげれば若いうちからの高収入も実現可能です。
また、doda調べのコンサルティング・専門事務所・監査法人・税理士法人・リサーチ業界・大手企業社員の年収統計情報と比較すると、
すべての年代において大きく上回る水準であることがわかります。
学歴別の平均年収
日本M&Aセンターの学歴別の初任給を見ていきましょう。
ここでは、M&Aコンサルタント職の大学卒と大学院卒の初任給を比較します。
学歴 | 平均年収 | ||||
---|---|---|---|---|---|
大卒 | 月給28万円 | ||||
修士修了 | 月給29万円 |
大学卒と大学院卒では初任給に若干の差が生じます。しかし、成績次第ではその差を埋めることは容易だと思われます。
日本M&Aセンターと競合他社との平均年収比較
次に、日本M&Aセンターと競合M&A仲介会社との平均年収を比較してみましょう。
今回は、同業大手のストライク、M&Aキャピタルパートナーズと比較を行いました。
ここでは各社の有価証券報告書のデータを使用しています。
企業名 | 平均年収 | ||||
---|---|---|---|---|---|
日本M&Aセンター | 1,243万円 | ||||
ストライク | 1,357万円 | ||||
M&Aキャピタルパートナーズ | 2,269万円 |
日本M&Aセンターは業界では3番手であり、他の競合M&A仲介会社と比較すると平均年収はやや低く見えますが、
競合と比べて新卒採用を積極的に行っているがゆえの結果ともいえます。
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日本M&Aセンターの福利厚生と休暇制度
ここでは、日本M&Aセンターの福利厚生と休暇制度についてご紹介します。
休日 | 週休2日制(※年数回土曜出社あり)、祝日・夏季休暇・年末年始・有給休暇・慶弔休暇 |
教育制度 | 資格取得支援制度、各種専門書籍購入費全額補助 |
保険・資産形成支援制度 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、ベネフィット・ワン |
その他各種制度 | 退職金制度、リゾートホテル会員権、慶弔金制度 |
基本的な福利厚生は完備されていますが、OpenWork内の口コミでも特に手厚いという声はありませんでした。
個人の裁量が大きいため、成果をあげさえすれば有給を取得したり長期休暇をとったりしている社員もいるようです。
日本M&Aセンターは激務?働き方や社風について
日本M&Aセンターの社風
日本M&Aセンターでは、全体的に成果が重視され、高いアウトプットが求められます。
M&Aの仲介は譲渡側・譲受側の両企業間の調整や多額のお金のやり取りがあるため、大きな責任やプレッシャーが伴います。
M&Aによって会社や事業部が存続するということは、その企業で働く社員を守ることにも繋がります。
つまり、一企業の社員の人生を変える可能性のある仕事なのです。
そのため、会社全体の意識として仕事に対してはストイックであり、常に結果を残すことが最重要視される傾向にあります
日本M&Aセンターの激務度は高い?
日本M&Aセンターの月平均残業時間は月100時間を超えることもあり、激務かつ能力の高さが求められます。
成果を出していれば自由に休暇をとるなどワーク・ライフ・バランスを保つことも可能ですが、それも成果をあげることが大前提です。
プロジェクトを複数掛け持ちすることもあり、休日出勤は覚悟したほうが良いでしょう。
スケジュール管理を綿密に行い、計画的にノルマを達成することができれば休暇を取得することはできるようです。
しかし、いずれにしろ初めの2~3年はM&Aにおける基礎知識などを身に着ける必要があり、
効率良く仕事ができるようになるのはそれ以降になるでしょう。体力的に自信がない方にとってはきつい環境と言えます。
日本M&Aセンターに転職するには?
日本M&Aセンターへの転職難易度
日本M&Aセンターへの転職は、非常に難易度が高いと言えます。
企業としても採用活動を積極的に行っており、日本M&Aセンターへの転職支援を行っている転職エージェントも数多く存在することから、選考に進む候補者は多くいます。しかし、内定者は極めて少ないため倍率がとても高くなっています。
日本M&Aセンターに転職するために必要なスキルとは?
日本M&Aセンターの中途採用は、M&Aの経験や銀行の法人RMの経験のほか、メーカーでのトップ営業経験など、業界知識に関わらず高い功績があると有利になるケースが多いです。
また、M&A仲介では経営者を相手に仕事をすることになるため、その視点を理解できるかどうかも重要となります。
日本M&Aセンターの採用フローは?
日本M&Aセンターの中途採用では、
M&AコンサルタントをはじめIPO支援コンサルタント、M&Aコンシェルジュ、WEBエンジニアなど様々な職種の募集が行われています。
採用フローは、
書類選考→一次面接(人事部面接)→二次面接(部長面接)→最終面接(役員面接)→内定
上記の流れで行われます。書類審査の前に事業内容や業務内容をより理解するための説明会も開催されており、選考が進むほど通過難易度が上がります。
日本M&Aセンターの求める人物像は?
日本M&Aセンターでは、パーソナリティ、マインドセット、そしてスキルセットの3つの面から求める人物像を掲げています。
まず、パーソナリティの面では、企業の問題解決のソリューションとしてのM&Aを推進するために、クライアントに向き合う誠実さや信頼を勝ち取るための行動力・バイタリティが求められます。また、クライアントは企業の経営層であるため、目上の方に敬意を払う姿勢も重要視されるようです。
マインドセットの面では、日本M&Aセンターの経営理念である「M&A業務を通じて企業の存続と発展に貢献する」ということへの共感や、より良い社会の実現への意欲が必要となります。
最後に、スキルセットの面では、実務に必要なコミュニケーションスキルや調整力、企業価値策定力など様々なスキルが求められます。
しかし、この部分は入社後にも身につけることができるため、中途面接の際にはパーソナリティとマインドセットの部分が特に重要となりそうです。
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まとめ
ここまで、日本M&Aセンターの年収や福利厚生など、転職活動にあたって押さえておくべき情報を紹介しました。
高い知名度と年収で、転職先としても高い人気を誇る日本M&Aセンターですが、転職希望者には極めて高いスキルが求められ、また採用人数も限られているため、転職難易度が非常に高いことも事実です。
日本M&Aセンターで働きたい方は、まずは転職の正しい情報を知ることが重要です。Career Treeに登録することで、最新の日本M&Aセンターへの転職に関するデータを収集できます。最新の転職事情について知ることで、具体的な面接対策を行うことができるでしょう。
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