職種別年収研究・開発
研究職の年収データ
結論
研究職の年収(算出)は802万円(2025年、賃金構造基本統計調査から算出・全年齢・企業規模計)。企業規模1,000人以上では837万円、30〜34歳は661万円。
想定読者26〜35歳・修士/博士のメーカー研究者やポスドク・年収450〜650万円・企業研究職への転職や移籍を検討
この数字から言えること
- 傾向25〜29歳の539万円から50〜54歳の996万円まで、どの階級も前より高い。50代前半まで上がり続ける数少ない職種。
- 示唆労働者18.2万人のうち72%が企業規模1,000人以上。求人が大企業に偏っているため、規模計との差は35万円と小さい。
- 注意月の超過実労働時間は8時間。802万円は残業ではなく、所定内給与と賞与(182万円、年収の23%)で構成されている。
年齢別の年収
年齢カーブ 企業規模計と1,000人以上の差
| 年齢 | 年収(算出) | 同・1,000人以上 | 月額(きまって支給) | 年間賞与 | 労働者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全年齢 | 802万円 | 837万円 | 51.7万円 | 182万円 | 181,620人 |
| 25〜29歳 | 539万円 | 554万円 | 36.4万円 | 101万円 | 25,290人 |
| 30〜34歳 | 661万円 | 672万円 | 43.5万円 | 140万円 | 28,050人 |
| 35〜39歳 | 763万円 | 797万円 | 49.2万円 | 172万円 | 23,860人 |
| 40〜44歳 | 881万円 | 926万円 | 55.1万円 | 220万円 | 21,460人 |
| 45〜49歳 | 940万円 | 983万円 | 59.8万円 | 223万円 | 24,850人 |
| 50〜54歳 | 996万円 | 1,030万円 | 62.9万円 | 242万円 | 19,320人 |
出典:賃金構造基本統計調査 令和7年(2025年)第5表「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(e-Stat、2026年3月24日公表)。年収(算出)=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額(いずれも平均値、給与は2025年6月分、賞与は前年1年間)。職種分類は「研究者」
所定内給与(月額)の分布(全年齢・企業規模計、労働者数181,620人、第17表)
所定内給与(月額)の分布特性値 全年齢・企業規模計
| 下位10% | 下位25% | 中央値 | 上位25% | 上位10% |
|---|---|---|---|---|
| 27.5万円 | 33.9万円 | 44.0万円 | 60.2万円 | 74.6万円 |
所定内給与額は残業代と賞与を含まない月額。中央値と上位・下位の幅から、同じ職種の中でのばらつきが読める。
企業別の平均年収
出典:各社の有価証券報告書。非上場企業は各企業情報ページに公開情報の範囲で掲載。
802万円。年齢とともに996万円まで上がり続け、企業規模1,000人以上が労働者の7割
「上がり続ける」のがこの職種の特徴である。25〜29歳の539万円から50〜54歳の996万円まで、どの年齢階級でも前の階級より高い(第5表)。年間賞与182万円は年収の23%を占める。
企業規模の差が小さいのは構造による。労働者18.2万人のうち13.0万人(72%)が企業規模1,000人以上で、研究職の求人そのものが大企業に偏っている。所定内給与の中央値44.0万円、上位25%60.2万円(第17表)。
月の超過実労働時間は8時間で、ITコンサルタント(11時間)や営業職(10時間)より短い。年収802万円は残業ではなく、所定内給与と賞与で構成されている。
出典・データの取り方
- 賃金構造基本統計調査 令和7年(2025年)一般労働者 職種 第5表(e-Stat):年齢階級別のきまって支給する現金給与額・年間賞与その他特別給与額・労働者数
- 賃金構造基本統計調査 令和7年(2025年)一般労働者 職種 第17表(e-Stat):所定内給与額階級別労働者数と分布特性値(第1・十分位数〜第9・十分位数)
- 賃金構造基本統計調査 令和7年 一般労働者 職種(表一覧、e-Stat):2026年3月24日公表