清水建設の平均年収をご紹介!職種や役職別の年収、社風についても解説!

鹿島建設や大林組とともに、スーパーゼネコンとして知られる清水建設は、創業1804年と2世紀以上の歴史を誇る企業です。

この記事では、清水建設の平均年収や社風、転職難易度など、転職前に知るべき情報をご紹介します。

清水建設の平均年収

公表されている有価証券報告書から清水建設の平均年収を調べると、1,007万円平均勤続年数は15.3年でした。

国税庁が令和元年に調査した、民間給与実態統計調査で公表されている国内の労働者の平均年収は436万円、平均勤続年数は12.6年でした。

この調査による国内平均年収436万円と清水建設の平均年収1,007万円を比較すると、2.3倍。平均勤続年数は1.2倍です。

清水建設は常にこれほどの高収入を維持しているのでしょうか。
次の項目では、清水建設の平均年収の推移をご紹介します。

清水建設の年収の推移

清水建設の平均年収の推移を過去5年まで遡って調べ、下記の表にまとめています。

年度 売上高 平均年収 勤続年数
2015年 1兆6,649億円 906万円 16.9年
2016年 1兆5,674億円 966万円 16.6年
2017年 1兆5,194億円 967万円 16.2年
2018年 1兆6,649億円 1,010万円 15.4年
2019年 1兆6,982億円 1,007万円 15.3年
平均 1兆6,230億円 971万円 16.1年

売上高は、2016年、2017年に落ち込みましたが、その後は回復し、平均年収も1,000万円台に到達しています。
2015年に906万円だった平均年収は、2019年に1,007万円となり、101万円アップしています。

過去5年間の推移から、今後も清水建設の収入は安定が期待できると考えられるでしょう。

清水建設の職種・役職・年代別の平均年収

清水建設の平均年収を職種・役職・年代別に分けてご紹介します。

こちらはOpen Workやdoda、その他、複数のサイトから平均年収を算出しているため、実際の平均年収とは異なる可能性があるので、参考としてお考え下さい。

職種別の平均年収

職種を4つに分類し、平均年収を算出しました。

職種 平均年収
施工管理 500~1,200万円
開発職 520~1,130万円
営業職 480~930万円
事務職 430~800万円

建設現場で業務を行う施工管理や開発職の年収が、営業職や事務職より高めのようです。
営業職・事務職の年収は、施工管理や開発職と比較して劣るものの、十分な収入があり、不満を感じることは無いでしょう。

役職別の平均年収

役職別の平均年収は下記のようになります。

役職 平均年収
現場監督 970万円
係長 1,040万円
課長 1,370万円
部長 1,630万円

清水建設では、早ければ20代後半から現場監督を任されるようです。
年収は400万円~1,000万円と資格や経験、年次によって異なるようです。
現場監督の平均年収は400~500万円台と言われており、清水建設の現場監督は2倍近い収入を得られるようです。

係長以上の役職で、平均年収を上回る年収となり、部長職の平均年収は国内平均年収の3.7倍もの高収入になるようです。

年代別の平均年収

20代から50代まで年代ごとに分けて平均年収を算出し、転職サイトdodaの調査による年代別平均年収と比較しました。

年代 平均年収 doda調べ
20代 430~750万円 348万円
30代 850~880万円 444万円
40代 980~1,080万円 510万円
50代 1,120~1,160万円 613万円

20代から、doda調べの平均年収の2倍近い年収が期待できるようです。
全ての年代で2倍近い年収が期待できるため、経済的な不満は少ない可能性が高いでしょう。

清水建設と競合他社との平均年収比較

清水建設の競合他社である、大林組と鹿島建設と比べると、清水建設の平均年収は、どのくらいの差があるでしょうか。
有価証券報告書から各社の平均年収を調べ、表にまとめています。

企業名 設立 売上高 平均年収
清水建設 1937年 1兆6,982億円 1,007万円
鹿島建設 1930年 2兆107億円 1,134万円
大林組 1936年 2兆730億円 1,058万円

売上高、平均年収ともにこの3社の中で清水建設は最下位となっています。
これは、鹿島建設・大林組が大規模プロジェクト中心であるのに対し、清水建設は2社より規模が小さいプロジェクトや神社仏閣の建築などを中心に行っているためです。
大規模プロジェクトは、内容によっては採算性が低いものがあります。

清水建設はあえて大規模なプロジェクトを避け、採算性を重視した事業を行っています。

清水建設が3社の中で年収が最も低いですが、国内平均年収の2.3倍であり、業界平均年収2.2倍と、高収入と言えるでしょう。

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清水建設は激務?社風について

建設業は体力的にもきつく、激務というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、清水建設の労働環境や社風はどうなのでしょうか。

労働環境について口コミサイトで調べると、労働時間が長いという言葉が多く見られました。口コミでは、平均残業時間は50時間強と言われており、これは内勤の方も含まれるため、施工管理の場合はさらに長い可能性があります。

ただ、労働時間が長いという言葉以外に若いうちから大規模なプロジェクトに参加できる、建物が出来上がっていくことで達成感を持つことができると、仕事自体の満足度は高いようです。

社風は、保守的で真面目なようですが、仕事の進め方については、若手でも裁量権を広く持つことができるようなので、若いうちからやりがいのある仕事をすることができると考えられます。

清水建設に転職するには?

清水建設の転職難易度や求められる人材はどのような方なのでしょうか。

清水建設への転職難易度

清水建設の転職難易度は非常に高いでしょう。
大手ゼネコン企業であり、多くの方が転職先として希望し、倍率も高くなるでしょう。

中途採用の応募は、清水建設のサイトから可能です。

募集職種ごとに応募資格は異なりますが、いずれもゼネコンまたはサブコンでの募集職種での経験がある方、職種に関連する指定する資格を有する方となっています。また、学歴に関しては特に記載がない職種が多く、中途採用では学歴より実務経験・即戦力となる人材を優先した採用と考えると良いでしょう。

応募資格に記載されてないものの、採用に有利となる資格や経験があるか確認したい場合は転職エージェントに登録し、情報収集を行うことも有効です。

中途採用の面接フロー

清水建設のサイトから中途採用の面接フローを確認すると、

書類選考→面談→適性検査→面接選考(本社)→内定→処遇説明→入社
このような流れになっています。

本社での面接は1~2回との記載もありました。

面接での質問は意表を突くようなものはなく、一般的な質問が多いとのことですが、清水建設の企業研究と競合となる他社の研究も行い、なぜ清水建設を希望するのか、明確に答えられるような対策が必要です。

適性試験の内容や面接対策を入念に行うために、転職エージェントのサポートを受けてみるのも効果的でしょう。

清水建設が求める人材像

清水建設は、社員の成長と人格形成支援について公式サイトに記載しています。

“自覚と情熱をもって、自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる人”
“環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる人”
“優れた専門性と、様々なものごとに興味を持つ多様性をあわせ持つ人”
“豊かな発想を持ち、夢に向かって積極果敢にチャレンジできる人”

公式サイトから一部を引用しました。

情熱・行動力・柔軟性・多様性・挑戦心などを持って仕事に取り組める人材が清水建設の求める人材像と言えるでしょう。

Career Treeで自分の転職の可能性を確認しよう!

日本を代表する企業の一つである清水建設は、高い知名度と平均年収1,007万円という高収入もあり、就職・転職先としても非常に人気がある企業です。

転職難易度は非常に高く、転職活動は事前準備が重要となります。
清水建設のような大手企業への転職活動は個人で行うのではなく、転職エージェントのサポートを受けて行うことで、良い結果に結びつけることができるでしょう。

Career Treeに登録し、清水建設への転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。

Career Treeには、清水建設に転職を成功された方の実例データがあり、このデータを基に最適なアドバイス・サポートを行います。
実例データは常に最新のものに更新され、ご登録いただければ清水建設に限らず、その他の企業へ転職された方のデータも閲覧可能です。

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まとめ

清水建設についてご紹介いたしました。
スーパーゼネコンとも呼ばれ、今後も飛躍が期待できる企業、清水建設。
部署によっては、残業が多いなど、労働環境が厳しい場合もありますが、若いうちから大規模なプロジェクトに携われるなど、やりがいを持って仕事に臨むことができます。

収入面は国内平均年収436万円の2.3倍となる1,007万円と仕事内容に見合った報酬が期待できるでしょう。

転職先として申し分ない企業ですが、転職を希望するライバルは多いと考えられ、転職は簡単ではありません。
より良い結果を得るために転職エージェントを活用し、ご自身のキャリアアップを成功させましょう。

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