竹中工務店の職種別の年収をご紹介!社風や労働環境が激務なのは本当?

東京タワーや各地のドーム球場、オフィスビルなど、国内随一の実績を誇り、建築業界最大手スーパーゼネコンの1つとして知られる竹中工務店。

歴史・実績ともに高いレベルを持った竹中工務店への転職にはどのようなスキルや経験が必要なのでしょうか。

この記事では、竹中工務店へ転職を検討されている方に転職活動に必要な情報をご紹介いたします。

竹中工務店の平均年収

竹中工務店が2021年に公表した最新の有価証券報告書によると、竹中工務店の平均年収は1,007万円、平均勤続年数は19.1年でした。

国税庁調べの令和元年民間給与実態統計調査で公表されている国内労働者の平均年収436万円と比較すると、2.3倍になり、竹中工務店の年収の高さが改めて確認できます。

同調査で国内労働者の平均勤続年数は12.6年とされており、竹中工務店は1.5倍であることから、平均勤続年数も平均よりも長いと言えるでしょう。

平均年収が高い竹中工務店ですが、職種や役職、年代ごとの年収はどのようになっているのでしょうか。

竹中公務店の職種・役職・年代別の平均年収

職種・役職・年代別に分けて竹中工務店の平均年収を算出しました。
こちらはOpenWorkやdoda、その他、複数のサイトから平均年収を算出しています。

職種別の平均年収

竹中工務店では正社員の職種は総合職だけで、一般職という職種はありません。
海外拠点への転勤の可能性がある全国型、転勤は管轄地域内のみに限定された地域型に分かれ、どちらも総合職になります。

この2つの職種ではなく、表の3つの職種に分類して年収を算定しました。

職種 平均年収
施工管理 820万円
事務職 770万円
開発職 920万円

年次や役職によって年収は変わりますが、平均年収は上記のようになります。
建物の設計などを行う職種の平均年収が高く、職種によって平均年収は100万円単位で変わるようです。

役職別の平均年収

役職別の平均年収は以下のようになります。

役職 平均年収
現場監督 1,000万円台
係長 1,050万円
課長 1,140万円
部長 1,490万円
副部長 1,280万円

役職に就くと、平均年収が会社全体の平均年収1,007万円を超えることが可能なようです。
竹中工務店では昇進・昇給とも年功序列で行われるようで、役職に就くのは30代に入ってからが一般的のようです。

昇進・昇給ともに成果が評価される割合が増えているようですが、まだまだ年功序列の色合いが強いようです。

ゼネコンの現場監督の平均年収は、500万円台と言われているため、竹中工務店の現場監督は非常に高収入と言えるでしょう。

年代別の平均年収

年代別の平均年収を、doda調べの年代別平均年収と比較しました。

年代 平均年収 doda調べ
20代 560~820万円 348万円
30代 950~1,010万円 444万円
40代 1,090~1,160万円 510万円
50代 1,180~1,230万円 613万円

先述したように、竹中工務店は年功序列で昇給が行われます。

新卒採用の場合、30歳くらいまでほとんど横並びで昇給していきますが、部署や職種によって残業時間が異なるため、基本給は同じでも、残業代によって同期の中でも収入が変わるようです。

竹中工務店と競合他社との平均年収を比較

竹中工務店と同じスーパーゼネコンと言われる鹿島建設と清水建設の売上高・平均年収を2020年最新の有価証券報告書を基に表にまとめました。

企業名 設立 売上高 平均年収
竹中工務店 1909年 1兆2,378億円 1,007万円
鹿島建設 1930年 1兆9,072億円 1,135万円
清水建設 1937年 1兆4,565億円 971万円

売上高、平均年収のどちらも、競合他社である鹿島建設が3社の中でトップとなっています。
竹中工務店は、3社の中で売上高が一番低いものの、自己資本比率が高いという強みがあります。

建設業界の自己資本比率は40%ほどが平均とされており、鹿島建設は40.4%、清水建設は42.7%とどちらも平均的な数字ですが竹中工務店は51.8%と高くなっています。

自己資本比率が高いということは、金融機関からの借入金が少なく経営が安定していることを意味します。
売上高では、競合他社に劣るものの、経営の安定性と高く評価される技術の2つが、競合他社より優れた竹中工務店の強みです。

鹿島建設の年収を知りたい方は、鹿島建設の平均年収は高い?役職別の年収や社風についてもご紹介!をご覧ください。

大林組の年収を知りたい方は、大林組の現場監督の平均年収が高い?職種・年代別の年収をご紹介!をご覧ください。

竹中工務店は激務?社風や労働環境について

転職活動を行う際には、収入面だけでなく、社風や労働環境の確認も大切です。
高収入の企業であっても社風や労働環境が合わなければ、働き続けるのが困難になるでしょう。

竹中工務店の社風と労働環境について、ご紹介します。

働きがいがある

口コミを調べると、働きがいを実感されている方が多くいらっしゃいます。
竹中工務店が手掛ける建物は公共性が高いものが多く、自身の仕事が社会貢献に繋がっている、と強く感じることができるようです。

設計などの現場仕事は激務の傾向がある

労働環境は、部署によって大きく異なるようです。

平均残業時間は公表されていないため、複数の口コミサイトを確認すると、40~60時間前後と幅が大きくなっています。

事務職などの内勤は仕事量や進捗を調整しやすくなっていますが、開発・設計や施工管理などは定時の時間で終わるのは難しいと言われており、現場勤務となる職種は激務と考えておいても良いでしょう。

年功序列の傾向がある

創業から4世紀と長い歴史を持つ日本企業ということもあり、竹中工務店は年功序列の社風のようです。

しかし、風通しが良いという言葉も多くあります。

品質管理や仕事に対して細部まで高いレベルを求められるとの意見もあるため、経験豊富な年配の社員が若手社員に仕事の進め方について指導する、という点が年功序列と感じる理由かもしれません。

しかし、これらの口コミはどれも好意的な言葉で書かれ、年配社員の方の仕事に真摯に接する姿勢を評価するものがほとんどであり、悪い意味での年功序列・上下関係は竹中工務店では少ないようです。

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竹中工務店に転職するためには?

スーパーゼネコンの1つである、竹中工務店への転職難易度は高いのでしょうか。

竹中工務店への転職難易度は高い?

結論から言うと、竹中工務店の転職難易度は非常に高いと考えられます。

公式サイトに掲載されている中途採用募集の応募資格を確認すると、高卒以上と学歴は求められない職種もありますが、いずれの職種も実務経験を5年以上、職種で必要とされる資格を有していることが条件になっています。

竹中工務店が求める人材像

求める人材像について、公式サイトの言葉を一部、ご紹介します。

“新しい時代の社会づくりに挑戦する人材を求めています。”

この言葉とともに、

■ 強い覚悟と粘り強さ
■ 誠実に人と向き合うこと
■ 先まで考える主体性
■ ルールの中で創意工夫
■ チームワークと情熱

この5つの能力・考えを持った人材が求められています。

面接の際に、これらの言葉を意識した回答をすることで面接官に好印象を与えることができる可能性もあるでしょう。

転職サイトを活用する

転職活動は、事前の準備が大切です。
事前の準備を行う上で、面接に必要な情報、服装、髪型などの確認をしておくことも必要ですが、転職に成功された方の実例などを確認しておくことも有効です。

あなたのキャリアを客観的な視点から判断し、転職の可能性があるのかなど、あなたの強みを判断してくれるような、転職サイトを活用することが大切です。

Career Treeで自分の転職の可能性を確認しよう!

竹中工務店は、経営の安定性、高い平均年収と平均勤続年数の長さから、安定した企業で長く働きたいとお考えの方にとって最良の転職先でしょう。

しかし、業界最大手企業への転職希望者が非常に多く、内定を得るのは簡単ではありません。
内定を得る可能性を高めるためには、ご自身の転職可能性を確認することが大切です。

竹中工務店への転職活動にCareer Treeを活用してみてはいかがでしょうか。

Career Treeには、過去に転職を成功された方の実例データがあり、ご登録いただければ全てのデータが閲覧可能となります。
下記の登録ボタンから、メールアドレスとキャリアデータ(大学、企業名、職種など)を登録いただければ、無料でご利用いただけます。

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まとめ

竹中工務店について、ご紹介しました。

平均年収1,007万円という高収入、大きな知名度と安定性など、転職においてかなり魅力のある企業です。
経済面や安定性だけではなく、社会貢献を実感できる仕事も魅力であり、やりがいをもって仕事をすることができるでしょう。

竹中工務店への転職の可能性を高めたいとお考えであれば、転職に関しての疑問や不安をなくすために、実例データから見るご自身の転職可能性を確認することが大切です。

竹中工務店への転職活動の第一歩として、Career Treeをご活用ください。

Career Treeに豊富に用意された実例データが、あなたのキャリアアップをサポートいたします。

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