ノウハウ年収
20代の転職年収:平均は月24.3万〜27.9万円【2025年】
結論
20代の平均賃金は20〜24歳で月24万2,800円、25〜29歳で月27万9,400円(2025年、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」所定内給与)。転職で賃金が増えた人は20〜24歳55.2%・25〜29歳49.8%と全年齢の40.8%を上回る(令和7年雇用動向調査)。
想定読者22〜29歳・年収250〜450万円・初めての転職で、同年代の平均と転職で上がる確率を知りたい人
20代の平均賃金は、20〜24歳が月24万2,800円、25〜29歳が月27万9,400円です(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、2025年6月分の所定内給与)。転職した20代のうち賃金が増えた人の割合は、20〜24歳で55.2%、25〜29歳で49.8%と、全年齢の40.8%を上回ります(厚生労働省「令和7年雇用動向調査」)。
20代の平均賃金:年齢階級別の月額(2025年)
20代前半と後半では、月額で3万6,600円の差があります。厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の一般労働者の賃金(所定内給与、2025年6月分)は、20〜24歳が24万2,800円、25〜29歳が27万9,400円です。
伸び率は20代が最も高い層に入ります。前年比は20〜24歳が4.4%増、25〜29歳が4.6%増で、全年齢の3.1%増を上回ります(同調査)。
| 年齢階級 | 男女計(月額) | 前年比 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 24万2,800円 | +4.4% | 24万5,700円 | 23万9,600円 |
| 25〜29歳 | 27万9,400円 | +4.6% | 28万8,000円 | 26万8,800円 |
| 30〜34歳 | 31万2,300円 | +4.3% | 33万400円 | 28万3,200円 |
| 全年齢 | 34万600円 | +3.1% | 37万3,400円 | 28万5,900円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」第2表(一般労働者、所定内給与額、2025年6月分)。20〜24歳を100とした指数は25〜29歳が115.1、30〜34歳が128.6です。
大学を出たばかりの層は、20〜24歳の平均より高い水準にあります。2025年の新規学卒者の賃金は大学卒で26万2,300円(前年比5.6%増)、高校卒で20万7,300円(同5.0%増)です(同調査 第10表)。20〜24歳の平均24万2,800円には高校卒や専門学校卒も含まれるため、大学卒の初年度の賃金はこれを1万9,500円上回ります。
年収に直すといくらか:賞与を含まない推計と、含む統計
月額を12倍すると、20〜24歳は約291万円、25〜29歳は約335万円です(編集部推計。所定内給与×12で、賞与と残業代を含みません)。
賞与を含む年収は、別の統計で確かめます。国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」(2026年9月公表)によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は全年齢で487万円、正社員に限ると559万円です。この値は賞与を含み、全年齢の平均なので、20代の月額×12と直接は比べられません。
企業規模で20代の賃金はどれだけ違うか
20代は、企業規模による差がまだ小さい年代です。大企業(常用労働者1,000人以上)を100とした小企業(10〜99人)の指数は、20〜24歳で87.6、25〜29歳で85.6です。この指数は30〜34歳で83.1、40〜44歳で75.6まで下がります(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」企業規模別)。
| 年齢階級 | 大企業 | 中企業 | 小企業 | 大企業と小企業の差 |
|---|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 25万8,400円 | 23万7,600円 | 22万6,300円 | 3万2,100円 |
| 25〜29歳 | 30万1,700円 | 27万600円 | 25万8,200円 | 4万3,500円 |
| 30〜34歳 | 34万4,600円 | 29万9,400円 | 28万6,500円 | 5万8,100円 |
| 40〜44歳 | 42万2,000円 | 34万6,100円 | 31万8,900円 | 10万3,100円 |
| 全年齢 | 38万5,100円 | 32万6,200円 | 30万5,600円 | 7万9,500円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」企業規模別(男女計、所定内給与額、月額)。大企業は常用労働者1,000人以上、中企業は100〜999人、小企業は10〜99人。差は編集部計算。
20〜24歳の大企業と小企業の差3万2,100円は、40〜44歳の10万3,100円の3分の1以下です。規模による差は、年齢が上がるほど広がります。
男女差:20代は差が小さく、30代から広がる
20代前半の男女差は月6,100円です。20〜24歳は男性24万5,700円、女性23万9,600円で、25〜29歳では男性28万8,000円、女性26万8,800円と差は1万9,200円に広がります(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」第2表)。
30代に入ると差はさらに広がります。30〜34歳の男女差は4万7,200円で、20〜24歳の7.7倍です(同調査、倍率は編集部計算)。
20代の転職で年収は上がるのか:雇用動向調査の実態
20代は、20歳以上の年齢階級の中で、転職で賃金が増える割合が最も高い層です。厚生労働省「令和7年雇用動向調査」(2026年8月31日公表)によると、転職入職者のうち前職より賃金が増えた人は、20〜24歳で55.2%、25〜29歳で49.8%でした。全年齢の計は40.8%です。
| 年齢階級 | 増加 | うち1割以上増加 | 変わらない | 減少 | うち1割以上減少 |
|---|---|---|---|---|---|
| 計 | 40.8% | 28.2% | 25.5% | 31.0% | 21.9% |
| 20〜24歳 | 55.2% | 44.2% | 19.9% | 17.5% | 10.2% |
| 25〜29歳 | 49.8% | 34.2% | 25.0% | 23.9% | 16.5% |
| 30〜34歳 | 48.6% | 32.8% | 20.8% | 29.0% | 19.0% |
出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概況」表6(転職入職者の賃金変動状況別割合、2025年)。転職入職者のうち前職が雇用者で調査時に在籍している人の値で、計には賃金変動が不詳の人を含みます。
20〜24歳は、1割以上増えた人が44.2%と、増えた人の大半を占めます。20代後半になると1割以上の増加は34.2%に下がり、減少は23.9%に上がります(同調査)。賃金が減った人の割合は20〜24歳17.5%、25〜29歳23.9%、30〜34歳29.0%と、表の範囲では年齢が上がるほど高くなります。
上がる人が多い年代でも、下がる人は20〜24歳で17.5%、25〜29歳で23.9%います。転職先の提示額を、いまの賃金と同じ基準(月額の基本給か、賞与込みの年収)で比べることが、下がる側に入らない前提になります。
20代の年収を読む手順
- 自分の月額の基本給を、同じ年齢階級の平均(20〜24歳24万2,800円、25〜29歳27万9,400円)と比べる。賞与と残業代は外して比べる。
- 自分の勤務先の企業規模(常用労働者数)に合わせて、大企業・中企業・小企業のどの値と比べるかを決める。
- 転職先の提示額が賞与込みの年収なら、12で割る前に賞与の月数を確認し、月額の基本給に直してから現職と比べる。
- 有価証券報告書の平均年間給与は全年齢の平均なので、20代の提示額がその値に届かなくても、平均年齢と勤続年数を見て位置を判断する。
職種別・企業別の年収を確認する
年齢階級別の平均は、職種と企業で大きく変わります。職種別の賃金は職種別年収の一覧で、賃金構造基本統計調査の職種別の値を確認できます。企業別の平均年間給与は企業情報の一覧で、各社の有価証券報告書の値を載せています。
30代の水準と転職の実態は30代の転職年収に、年齢別の賃金変動の全体像は転職で年収が上がる割合にまとめています。提示額の交渉で使える上げ幅の相場は年収交渉の相場、全年齢の平均給与は日本の平均年収を参照してください。
出典・データの取り方
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」結果の概要(性別)第2表 性、年齢階級別賃金:男女計:20〜24歳242.8千円(前年比4.4%増)、25〜29歳279.4千円(4.6%増)、30〜34歳312.3千円(4.3%増)、年齢計340.6千円(3.1%増)。男:245.7/288.0/330.4/373.4千円。女:239.6/268.8/283.2/285.9千円。20〜24歳=100の指数は25〜29歳115.1、30〜34歳128.6
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」結果の概要(企業規模別):男女計:20〜24歳 大企業258.4・中企業237.6・小企業226.3千円(大企業=100で92.0・87.6)、25〜29歳301.7・270.6・258.2(89.7・85.6)、30〜34歳344.6・299.4・286.5(86.9・83.1)、40〜44歳422.0・346.1・318.9(82.0・75.6)、年齢計385.1・326.2・305.6(84.7・79.4)
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(2026年3月24日公表):賃金は2025年6月分の所定内給与額。新規学卒者の賃金(第10表):大学262.3千円(前年比5.6%増)、高校207.3千円(5.0%増)。企業規模は常用労働者1,000人以上=大企業、100〜999人=中企業、10〜99人=小企業
- 厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概況」3 転職入職者の状況 表6(2026年8月31日公表):転職入職者の賃金変動状況別割合(2025年):計 増加40.8%・うち1割以上28.2%・変わらない25.5%・減少31.0%・うち1割以上21.9%。20〜24歳55.2・44.2・19.9・17.5・10.2。25〜29歳49.8・34.2・25.0・23.9・16.5。30〜34歳48.6・32.8・20.8・29.0・19.0
- 国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」報道発表資料(2026年9月):1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与487万円(前年比1.9%増)、男性597万円、女性342万円、正社員559万円、正社員以外210万円
| 2026年10月28日 | 初出 |