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転職時期のおすすめ:求人が多い月は1月と10月【2025年】
結論
2025年の新規求人数(原数値)が最も多い月は1月の90万7,161人、次が10月の86万362人。最も少ない11月(71万9,092人)の1.26倍(計算値、厚生労働省「一般職業紹介状況」令和7年分)。求職者が最も増える4月は、求職者1人あたりの求人が年で最も少ない。
想定読者25〜40歳・年収400〜700万円・在職中に転職活動を始める時期を決めたい会社員
2025年の新規求人数(原数値)が最も多い月は1月の90万7,161人、次が10月の86万362人でした。最も少ない11月(71万9,092人)と比べると1.26倍の差があります(計算値。厚生労働省「一般職業紹介状況」令和7年分、以下同じ統計)。一方、求職者の申込みが最も増えるのは4月で、2025年4月の新規求職申込件数は51万3,564件と他の月の1.3〜1.8倍(計算値)。求人の数で選ぶなら1月と10月、求職者1人あたりの求人で選ぶなら11月と12月です。
月別の新規求人数:2024年8月〜2026年9月
ハローワークに新たに出された求人(新規求人数、原数値)を月別に並べると、1月と10月に増え、8月と11月に減る形が2024年8月以降の26か月で繰り返し見えます。数字はすべて厚生労働省「一般職業紹介状況」の参考統計表(実数、含パート)の値です。
| 月 | 2024年 新規求人数 | 2025年 新規求人数 | 2026年 新規求人数 | 2025年 新規求職申込件数 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | - | 907,161 | 865,721 | 397,203 |
| 2月 | - | 840,398 | 775,124 | 361,091 |
| 3月 | - | 806,519 | 785,351 | 378,090 |
| 4月 | - | 839,759 | 809,517 | 513,564 |
| 5月 | - | 786,018 | 715,916 | 392,219 |
| 6月 | - | 771,856 | 795,887 | 349,223 |
| 7月 | - | 833,113 | 826,561 | 359,459 |
| 8月 | 792,456 | 743,628 | 718,656 | 321,725 |
| 9月 | 806,976 | 780,853 | 777,944 | 352,513 |
| 10月 | 919,114 | 860,362 | - | 373,457 |
| 11月 | 802,467 | 719,092 | - | 293,427 |
| 12月 | 790,791 | 772,097 | - | 298,520 |
2025年の月平均は80万5,071人(12か月の合計を12で割った計算値)です。1月の90万7,161人はこれを10万人以上上回り、11月の71万9,092人は8万人以上下回ります。2026年も1月が86万5,721人で最多、9月までの最少は5月の71万5,916人で、同じ形です。2024年は10月の91万9,114人が秋の山でした。
求人が多い月は、ライバルの少ない月とは限らない
新規求人数を新規求職申込件数で割った比(原数値どうしの編集部計算値)は、新しく申し込んだ求職者1人あたりの新規求人を示します。2025年は12月が2.59、11月が2.45で高く、4月は1.64で最も低くなりました。
| 2025年 | 新規求人数(人) | 新規求職申込件数(件) | 求人÷求職(計算値) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 907,161 | 397,203 | 2.28 |
| 2月 | 840,398 | 361,091 | 2.33 |
| 3月 | 806,519 | 378,090 | 2.13 |
| 4月 | 839,759 | 513,564 | 1.64 |
| 5月 | 786,018 | 392,219 | 2.00 |
| 6月 | 771,856 | 349,223 | 2.21 |
| 7月 | 833,113 | 359,459 | 2.32 |
| 8月 | 743,628 | 321,725 | 2.31 |
| 9月 | 780,853 | 352,513 | 2.22 |
| 10月 | 860,362 | 373,457 | 2.30 |
| 11月 | 719,092 | 293,427 | 2.45 |
| 12月 | 772,097 | 298,520 | 2.59 |
4月は求人も83万9,759人と少なくありませんが、申込みが51万件を超えるため比が下がります。逆に11月と12月は求人の数では年で下位ですが、申込みが30万件を割るため比は年で最も高くなります。「求人が多い月」と「1人あたりの求人が多い月」は別の月で、どちらを取るかで動く時期が変わります。
厚生労働省が公表する新規求人倍率(季節調整値)は季節の波を取り除いた値で、2026年9月は2.19倍です。上の比は季節の波を含む原数値どうしの割り算なので、月ごとの違いを見るための数字として読み、倍率そのものとは比べないでください。
2026年の足元:有効求人倍率は1.19倍、新規求人は前年並み
2026年9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.19倍、正社員の有効求人倍率は1.01倍です(「一般職業紹介状況」令和8年9月分)。新規求人(原数値)は前年同月比0.4%減で、産業別では製造業が8.2%増、情報通信業が5.9%増、医療・福祉が1.7%増、卸売業・小売業と宿泊業・飲食サービス業はそれぞれ6.3%減でした。
2025年の年平均の有効求人倍率は1.22倍で、前年の1.25倍を0.03ポイント下回り、新規求人数は前年比3.7%減でした(同 令和7年分)。2025年の新規求人は前年より減り、2026年9月も前年同月比0.4%減ですが、月ごとの山と谷の形は変わっていません。最新の倍率は有効求人倍率の推移で毎月更新しています。
時期を決める手順:応募する月から逆算する
- 応募する月を決める。求人の数で選ぶなら1月と10月、求職者1人あたりの求人で選ぶなら11月と12月(上の表)。
- 退職を申し出る時期を逆算する。民法627条の予告期間は2週間だが、就業規則の予告期間と引き継ぎを見て決める。詳しくは退職はいつ伝えるか。
- 賞与の支給日と支給要件(支給日在籍など)を就業規則で確認する。支給額の相場は賞与の平均支給額にまとめた。
- 内定後の返答期限を求人票や内定通知で確認し、辞退する場合の伝え方は内定辞退の伝え方を読む。
この統計の読み方と限界
「一般職業紹介状況」はハローワーク(公共職業安定所)で受け付けた求人と求職の集計で、転職サイトや人材紹介会社の求人は含みません。原数値はその月に受け付けた実数、季節調整値は季節の波を取り除いた値で、本記事の月別の比較は原数値、足元の倍率は季節調整値を使っています。
有効求人数は前月から繰り越した求人を含むため、月ごとの動きは新規求人数より小さくなります。2025年の有効求人数は2月の245万5,941人が最も多く、8月の225万1,623人が最も少ないという幅で、新規求人数ほど月による差は出ません。月を選ぶなら、新規求人数の山と谷で見るほうが差がはっきりします。
出典・データの取り方
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年9月分)」参考統計表:一般職業紹介状況[実数](含パート):令和7年9月〜令和8年9月の新規求人数・新規求職申込件数・有効求人数(原数値)。2026年1月865,721人・5月715,916人・9月777,944人
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年8月分)」参考統計表:一般職業紹介状況[実数](含パート):令和6年8月〜令和7年8月の新規求人数・新規求職申込件数・有効求人数(原数値)。2024年10月919,114人、2025年1月907,161人・4月839,759人・新規求職申込件数513,564件、2025年 有効求人数 2月2,455,941人・8月2,251,623人
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年12月分及び令和7年分)について」報道発表資料:令和7年平均の有効求人倍率1.22倍(前年1.25倍)、新規求人数 前年比3.7%減、2025年12月 新規求人数772,097人
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年9月分)について」報道発表資料:2026年9月 有効求人倍率(季節調整値)1.19倍、新規求人倍率2.19倍、正社員有効求人倍率1.01倍、新規求人(原数値)前年同月比0.4%減、産業別新規求人数 製造業8.2%増・情報通信業5.9%増・医療,福祉1.7%増・卸売業,小売業6.3%減・宿泊業,飲食サービス業6.3%減
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年9月分)について」(公表ページ):2026年10月30日公表
| 2026年11月6日 | 初出 |